一般社団法人 日本リボン刺しゅう協会
寄り添い型代表理事
愛されサロンアカデミー主宰
井上ちぐさです。
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リールは
ラヴィアンローズイベント実行委員のみんなへ
感謝を込めて♡
JREアートディレクター昊くんより
昨年7月のJREイベントでは本当に
ありがとうございました。
みんなのおかげで大成功できました✨
以下は昨年届いた皆さんへの母からの
メッセージ全文
《JREイベント実行委員会の皆様へ》
JRE初のイベントを見学させていただき、
講師様方のクオリティの高さに、そして、この開催が
実行委員会さん方の力によるものだと聞いて更に驚きました。
娘にはいろいろなことが有りましたがイベントを見て、
今までの心配事が一度に吹き飛びました。
本当に上京して良かったと思っています。
安心して夫へ報告しました。
これまでの娘の思春期の頃のことを思うと考えられない状況です。
高校3年の2学期から急に学校に行かなくなり、
私は原因探しばかりしていました。佐賀県でトッ
プクラスの県立の進学校に行き、それなりに期待していたのに、
そして、もうすぐ卒業なのにという焦りとこの先どうなるのだろうかという不安で、
寝ている布団をたたき、登校を促していました。
しかし、2か月程して、ふと一番苦しんでいるのは、本人なのに親のエゴでこんなことをしてと
反省し、それからは刺激しないようにと普段通りに接する様にしました。卒業できなくても大検
もあるし、生きる道は色々有るんだからと気を取り直しました。
担任の先生も本当によくしていただき、校長先生等の配慮もあり、
卒業は認めていただきましたが
それからの1年間引きこもりが続きました。
その間、娘は本ばかり読みお年玉等を預金していた
約20万円以上のお金が本代に消えました。
我々の一生分くらいの本を読んでいます。
自分の生きる道を探していたのでしょう。
それから、少しずつ動き出したので、自信に繋がるのではないかと思い、
自動車学校を進め運転免許をとりました。
そして、予備校へ行く気にもなったのか予備校へ行きました。
そして、大学受験をしますが東京の希望する大学をいくつか受験しましたが、
すべて不合格、唯一すべり止めで受けた大学のみ合格しました。
仕方ないのでそこを勧め入学式に同行しましたが、
そこは、地方の人は、1年間大学の寮に入ることが義務付けてあります。
寮を一緒に見ましたが。4人部屋で2段ベッドが2つあり、
繊細で人とのかかわりが下手な娘が、
果たしてやっていけるかなという不安がよぎりましたが、
もう2年もダブっているのだからと言い聞かせて、寮に入らせました。
夏休みに入る頃、悲痛な声で帰ってきたいと電話をして来ました。
やっぱりと思い、もういいので帰って来なさいと言い、
学校をやめて帰ってきました。憔悴しきっていました。
しばらく、家で休ませ
落ち着きを取り戻すために、そして少しでも自己肯定感がつけばと、
私が学生時代習っていた茶道、華道の先生に事情を話し、
夜一緒に習いに行きました。
少しずつ笑顔と落ち着きが見られだし、段々とお茶会にも出られようになりました。
神埼市で開かれている、九年庵でのお茶会、
大隈重信生誕地(佐賀市)でのお茶会等にも、お点前披露等出来るようになりました。
そこで、これなら社会で働くことができるのではないかと思い、
募集されていた県庁のアルバイトに行くようになりました。
一年を経過した頃、茶道の先生からお見合いの話が有りました。
しかしまだ心配ですと断っていました。
何回も言っていただいたので本人に聞いた所、
そんなに言ってくださるならと見合いをしました。
相手の方は、穏やかで優しそうな人だったので、
この人ならという気持ちがあったのか交際が始まり、結婚に至りました。
最初は徳島、そして神奈川、東京と何回もの引っ越し、
そして二人の子の子育て大変だったと思います。
私は仕事を続けていたため、又夫の両親の介護等もあり、殆んど援助できていません。
2人で必死に子育てしていたと思います。
その大変さを救ったのが、刺繍やカルトナージュではなかったでしょうか。
美大受験も考えていたこともあり、美的感覚は、備わっていたと思います。
色々楽しみながらデザイン等を考えていたようです。
一針一針丁寧に刺していくことによって出来ていく作品、
その喜びが癒しとなっていったのでしょう。
そして、この感覚を少しでも広めていけたらと小さなキッチンで2人から始めた教室。
少しずつ生徒さん達が増えてきて、少し大きい家への引っ越し、
そしてヴォーグ学園や三越への出張げいこ、
それから20年近く経過しての協会設立。
継続は力ですね。
しかし、教室が大きくなればなる程、家庭と仕事の両立は大変だったと思います。
ずっと仕事をしてきた私の経験からしても理解できます。
いろいろと心の葛藤があったのでしょう、
その隙間を狙われての祈祷師という詐欺師への傾倒。
とても心配しました。祈祷師から離れた後の離脱現象。
相当につらかったようです。しかし、これまでの色々な挫折の経験は、
人の心の痛みがわかり、人への思いやり、
優しさが人一倍大きくなったのではないかと思います。
その経験は、刺繍を学ぶ方々への指導に生かされると思います。
心理学等も勉強していると言っていました。
今は、娘から教えられることも多くなりました。
家庭、仕事、介護等で両立していくことは、大変と思います。
一人で悩まないで、仲間皆で話し合い解決できるといいですね。
人は人によって救われるという言葉がありますので。
人間一人の力は、微々たるものです。
善良な周りの人の支えがあってこそ物事は進むものです。
これからは、すばらしい講師さんたち、とくに実行委員の方々の力、
そして本部長の優君の力、大きな力になると思います。
周りにこの様な方々がおられることは娘の心の支えとなり、
協会の発展になくてはならない存在と考えます。
協会は更に発展していくでしょう。
これから更に、日本中の多くの方々に、りぼん刺繍を通して、
愛と癒しを、笑顔を、そして幸せを提供していって下さい。
遠くから応援しています。頑張って下さい。
最後に一つ、何事も健康第一です。
不健康だと何もできません。
健康には、十分留意をして下さい。
2023年9月 城野憲子
愛情深い両親あってこその私だから
毎年の佐賀帰省は欠かせません。
今日佐賀から戻りました。
私の優先順位、土台はいつも家族です。
会いたい人には会える時に会いに行く✨
幾つからだって人は変われるし輝ける✨
春にはホビーショー2024出展も待っています!
さあ講師のみんな動き出すよ〜
井上ちぐさ
写真は昨年の
イベント実行委員とアフタヌーンティーの様子です。