大学卒業後は院に進んで、
その後ハクつけるため留学した後は
親もさすがに養ってはあげられないからね。
私も甘くはないよ。
そういえば
声楽科ってその後どういう道に進むんですか
って聞かれることがあります。
正直のところ私自身が音楽関係じゃないのもあり、
また音楽関係と言っても幅広いので曖昧にしかわかりません。
うまく答えられないし
かえって私の方が聞きたいくらいよ。。
学校柄芸術で食べていきたいと志す子が多いんで、
就職が全てではないという空気は他大より感じとれます。
就職説明会ガラガラだったという噂も。。
(あとから聞いたんですが、
ちなみにやっくんは
何事も経験とお友達と話だけは聴きに行ったそうです。)
声楽科だと
クラシックの王道であるオペラ
(やっくんはソリスト目指してますし、多分。。
入学前お世話になっていた声楽の先生の話によると
大学も一番はオペラ推し
うかがいながら、
日本でオペラの需要ってどんだけあるの!?
なんか敷居もお値段もお高いイメージ。。
馴染みのない外国語のオペラの舞台字幕で観るより、
同じお金出すなら好きなアーティーストの
コンサートや舞台観に行きたいなあとか
頭をよぎったのは内緒!
いやいや、オペラの舞台に立つんだったら
やっくん海外デビューしかないでしょ!
なプラス思考で行かなくてはと仕切り直し。)
現在門下生としてやっくんが学ばせていただいている
バリトン歌手
藝大准教授の甲斐栄次郎先生は
ウィーン国立歌劇場専属ソリスト歌手として
10年間にわたりご活躍された方。
たまにソロを聴かせていただく機会があるんですが
それはそれは素晴らしい歌声に惚れ惚れ♡
声楽科卒では
限りなくトップの成功パターンと思われます。
いや、トップ オブ ザトップでしょう!
それにしてもありがたい環境ですね。
このところ人気のミュージカル!
やっくんの声楽の恩師 高橋啓三先生の話をうかがっていたら、
昔は藝大では邪道だと思われていたらしいです。
学生時代、とある歌劇団の舞台で演じるのに夢中になられていたら、
藝大では肩身の狭い思いをされていたとか。
学生時代の啓三先生の破天荒っぷり!
歌声はもちろんですが、懐の深いお人柄も大好きです。
このところはミュージカル俳優達の大活躍のおかげで
認知度(好感度!?)があがってるらしい。
ありがとー!芳雄くん、万里生くん、学校は違いますが、育三郎♡
(見てたら劇団四季などに行く子も
毎年一人はいる様子。
やっくんの同級生にもミュージカル俳優志望の子多いんですが、
うーん、ひとりかと思うと現実は厳しい。
そういうところに所属しないとなると、
オーディションを受けながら
役を掴み取っていくということになるのかしら)
音楽教師の道
地方から上京している子が多いので
その場合地元に戻ってという形になるでしょうか。
(音楽教師の枠自体が少ないので、
正規雇用に結びつくのはなかなか大変と聞きますが、
藝大卒の肩書は強いように思います)
合唱部から入ってくる子も多いから、
合唱指揮者や合唱指導者
そういえばやっくんも今、近くの小学校
(80人位部員のいる熱心な合唱部です)
の合唱指導者もしています。
しかし、これだけで食べていくのは大変そうです。
留学後、そのまま海外に残って
仕事を見つけて音楽活動をするパターン。
ソリストだけではなく色々活動方法はあるでしょう。
残念ながら日本よりも
海外の方が音楽家としてのステイタスは上だと思うので、
仕事も多いと聞きます。
なので留学後、そのままたくましくやっていける場合は
海外に残る子も多いみたいです。
親としては寂しい気持ちにもなりますが、
これは応援するしかないですね。
稀かもしれませんが、
他の科に入り直して再度学ぶ子。
指揮科や作曲科へ進んだのは聞いたことがあります。
(そうなると長い学生生活になるから国立とはいえ親も頑張らねば。。
単純計算で4年+4年+院行ったら+2年で計10年ですよ
そこからの留学もあり!?。。。ひえ〜)
学ぶ意欲は素晴らしいと思います!!
きっと私達両親は子供の意志を尊重して
その時は応援するでしょう。
しかし、それだけ学んだとして、
それで食べていける保証はありませんし、
親として子供をどんなに信じていたとしても
それだけ投資した分のリターンはどうなのか
頭をよぎらずにはいられません。
だって我が家にとって
お金は降って湧いてくるものではないんですもの。
毎日私達が一生懸命働いて稼いだ大切なお金なのです。
そして、うちには娘もおりますからね!
学歴を生かして声楽レッスンを
する人は多いようですね。
それでも習い事の定番
ピアノやヴァイオリンよりは需要が少なそうなイメージ。
あとは、
音楽関係で起業するとかもありますかね!
コミュ力高い子が多いですし、
発想力豊かで柔軟性に富み自由なところも
活かせるように思います。
(声楽科の子達のこの雰囲気が大好きなんで、
ここでめちゃ褒めときます。
自分を使って表現するのが好きだから、
感情豊か、人情味に溢れてる子が多いように思います。
声楽男子は朗らかで、
いつもオペラで恋の場面を演じているからか、
女性に対する気配りや扱いも上手だし、
いや〜あれは学生時代モテるんじゃないでしょうかね!?
実際彼女率8〜9割なんですってよ。笑笑
あくまでもE年の話ですが。
まあ、音大は女子率高めなんでそれもあるんでしょうか。
あれ、ここ関係なかったかな!)
まあ、起業は軌道に乗るまでは大変でしょうが!
自分も音楽を楽しみながら、
音楽関係でプロデュース業というのもあるでしょうか。
総合力が求められるかと思います。
周りからはやっくんプロデュース業も向いてそうって言われてますが。。。
やっくんいかが!?
音大の教授の方から実際聞いたんですが、
ぶっちゃけ女子は経済力のある男性と結婚する道もあるから
音楽で生き抜いていくのに大変なのはやっぱり男子!!!
だそう。
そりゃそうでしょうよ。
周りの人もはっきり言わないだけでそう思ってるでしょ!?
正直女子は可愛くて、音楽の才能豊かで
音大というだけで良家の女子のイメージ。
先方のご両親にかえって好印象なのでやっぱり心配なし。
(私の勝手なイメージですが。。。)
男子ガンバレ!!
ちひろが、
「食って行けない間は
しばらくヒモしてやっていくのもありじゃね。」
と言ってた時があって。。笑笑
そういえば漫画じゃなく現実に
声楽科出て食べていけるまでピアノ科の彼女のヒモしてたって
身近で聞いたことあったわ。
笑いごとじゃないじゃんか!!
卒業後藝大あるあるで行方不明になってもらっても困るし、
大好きな音楽で身を立てたいという志があるなら、
学生のうちからコンサートや集客、
自分のファン作って大事にして自分で稼げる力
付けていかなきゃじゃないって思うのよ。
本気で音楽で食って行きたいって思ってるんならさ。
安穏としているうちに音大時代が終わってしまわないように。。
いつか現実と向き合う日が来るまでを
音大生キラキラオブラートで包んでちゃダメ!!
オブラート溶けちゃったら生身の男だよ。
生きてくためにはお金も大事!
そのためには稼いでいかなきゃいけないんだよ。
うちには受け継げる家業も
不労収入の入る不動産もありません。
きっぱり!!
自立してください!!
だから音大生キラキラオブラートがたとえなくなっても
魅力ある歌い手であれるように
学生のうちから沢山経験を積み重ねて
自分自身を磨いていくのが大事だと思う。
こんなに頑張ってるんなら
応援してあげたいなって思ってもらえるような
人としての器も。
同級生の中だけでもみんな上手い子ばかり。
音大出の学歴がなくてもアーティストとして
観客を魅了できる人はいるし、
きっと自分達もその現実を分かってる。
それだからこそ、その中で光るには
技術を磨くだけでなく
自分プロデュースできるかどうかも鍵になってくる。
なんとかなるさと思っているうちに音大時代は終わっちゃうんだよ。
だったら今の自分ができるところからでいいから行動に移そうよ。
辛くて苦しいこともいっぱいあるだろうけど、
いつも応援してるからガンバレな *\(^o^)/*
母より
これは言い方をかえつつ
私がいつもやっくんに話していることです。