連休中、帰省していた際
大好きな"風の画家"中島潔展に行ってきました。

一瞬の風のそよぎをとらえ、繊細な筆致と優美な色彩で子供や女性を描く、
佐賀県唐津市厳木町出身の"風の画家"中島潔(リーフレットより)
タイトルは
京都・清水寺成就院奉納襖絵展
風の画家
中島潔が描く「命と無常の輝き」
帰省前に母からもお義母さんからも
あってるから是非行っておいでと電話をもらいました。
話してもいないのに私が大好きだと分かってもらえるなんて
うれしいことです。
故郷の画家の方なので、幼い頃から、
毎年地元企業のカレンダーなどにもなっていて馴染み深く、
彼の描く童画が本当に大好きでした。
襖絵も実に見事で、感激しました。
特に鰯の大群を描いた「大漁」が目を引きました。
そのコメントには、
今まで生きてきた中で出会った1人ひとりへの感謝の気持ちを
1匹1匹に込めましたとありました。
はかない命の中にある力強さを感じました。
画集が欲しくなり今回の襖絵のとずいぶん悩んで、
やはりなじみのある童画の多いものを選びました。

その中の数枚


画集をひもときながら、
バス停や駅名などの名称がなじみのあるものばかりなので、懐かしい思いでいっぱいになります。
童画に毎回出てくる梅吉くんもやっぱり大好き。
潔さんのお母さまの分身なんだそうですね。
絵の子供達と同じように、
刈り終えた後のわらをお布団にして、
お日さまのにおいを感じながら家族ごっこをして遊んだこと。
春になると必ず田んぼにはれんげ畑があって花かんむりを作ったこと。
そして、れんげのあまい蜜の味。
夏が近づくと、夜、山の祖父母の家から帰る道中、
近くの小川では蛍の幻想的な瞬きにワクワクしたものでした。
また、私と妹がつんできた数珠球を入れて祖母がお手玉を作ってくれたこと。
秋になると祖母の家の裏山に行っては、しいの実を採ってきて、炒ったそれを食べたこと。
そのほろ苦い味も思い出しながら、おもわず笑みがこぼれます。
こう言うとどんだけ野生児なんでしょうという感じですが、
都会では忘れられようとしている、
こういう自然の中での遊びはあたりまえのことで、
自分の子供時代がいかに幸せだったのかと今更ながら思われます。
干しわらの日向のにおいなんて家の子供達はきっと知らないんですもの。
絵葉書も何枚か購入しました。

展示会場となる佐賀県立美術館は私の母校の目の前にあり、
美術の課外授業として、たまに展示を見に行ったりさせてもらっていたので、
今思うとなんてぜいたくな恵まれた環境だったのかと思います。
今回、本当に私は佐賀が好きなんだなあと改めて思いました。
ありがとう私のふるさと。
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