*****
雑誌の小さなコラム読み、感銘を受けて購入した本です。
ダウン症の人達のためのプライベートアトリエ
アトリエ・エレマン・プレザン。
アトリエの歩み、そして先生とダウン症の画家たちの心温まる物語です。
本に掲載されている絵を見ても素直に「すごい!!」と思ってしまいます。
ご本にあるように「清らかな心の表現」と呼ぶのにぴったりな、
自然と調和がとれた作品たち。
彼らの持っている透明感、そしてやわらかさ。
サイトのトップには
ダウン症の人達が自分のリズムで制作を続けていける環境を創ることで
彼らの心が育ち、その活力が健康へとつながることを目指しています。
彼らの豊かな心が社会に知られ役立つことを願い、活動を続けています。
とあります。
ダウン症の人たちが生まれながらにして持ち合わせている
「良質な感性」を加工せずに世の中に芸術を通して「通訳」していけばいいんだ。。。
そういう使命を宿して活動を続けられる姿に応援せずにはいられません。
展示会も開かれていますが、今は聖路加国際病院、榊原記念病院、
東京大学医学図書館
に常設展示されている作品もあるそうです。
そして志摩のアトリエの他、東京でも代々木から経堂へアトリエをうつして
今日もやわらかでたおやかな創作活動が続いています。
読み終わってとても元気な気持ちになり、
わたしも「楽しそう!」「描きたい!」という感覚を思い出させてくれました。