優はサマーキャンプから真っ黒に日焼けして戻り
デジカメは戻ってきたものの
なかなか夏休みはブログの更新というわけにもいかないのでしたっ!!
今は子供レッスンのキット作りに大忙しです。
先日の自由が丘レッスンはうれしい出来事がありました。
以前ネットオークションで落札していただいた方が
東京にご旅行にいらした際にレッスンに参加してくださいました。
貴重なお時間をレッスンに参加してくださり
本当にありがとうございました。
素敵な笑顔で喜んでくださって私もとてもうれしくなりました。
福岡は実家からも近いので
帰省の際などでしたらスペースさえ見つかればレッスンも可能のような気がします。
Oさま、またお会い出来る日を楽しみにしておりますね♪
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なんだか久しぶりの更新なのでちひろの小説いきます。
『バーデーの兄』
中は、整理整頓ばっちりの場所でした。
「どうぞ、でもいろいろいじらない方が良いわよ。」
ピョレマーイが、奥の方にある奇妙なたこをさわろうとしているのをいたずらっぽい目で見ながら言いました。
リリアが、すぐにバーデーに言いました。
「バーデーさん、カテルさんのことは何も言いませんでしたが。」
「そうなの、まあ仕方ないわね。あとで、絶対連絡来るから。」
キャロルは、バーデーの机をよく観察していました。
「バーデーさん、この写真のラービーって誰ですか。」
「ああ、兄のことね。」
バーデーが、写真を見ながら言いました。
「兄は、トラック消失事件が始まる前日に姿を消したの。まるで、トラック消失事件が始まることを知っている見たいにね。彼は、とっても優秀な魔警だったのにね。」
リリアは、いろいろ考えていたが、サンルに言いました。
「ねえ、サンル。私、考えたんだけどやはり、バーデーさんの兄と事件は関係があると思うわ。たぶん、悪い方に関係があると思うの。」
「それには、私も同感ね。」
メリーヌが、その会話を聞いて言いました。
「私も、関係があると言うことには同感だけど悪い方に関係があるとは思えないわ。ジャズは、そういう人じゃない。あの人、事件を止めに言ったんだと思う。ジャズは、事件が始まるずっと前から言ってたの。いつか分からないけど、いつかこの国の人では全く分からない事件が起きる。僕ら、魔警は違うところからきた解決してくれるラービーの手助けをしなくちゃならないんだって。毎日毎日何回も。仕事中でも、何回もつぶやいてた。」
「メリーヌさんバーデーさんの兄のことを教えてくださいませんか?その様子では、よく知ってらっしゃるんでしょう?」
「そうよ、リリア。彼の本名はジャック・ズラ・デオジーといってね、とっても温かい性格の人だったわ。予言がうまくて、よく明日のことを予言したものだったわ。不思議なことに、ほとんどの予言が当たったわ。それからね、彼はとても優しかったわ。困った人がいたら、なんでも相談にのったし少しでもけがをした人がいたらすぐに処置をしてあげたいと思って救急箱を持ち歩いているんですもの。これで、優しくなかったらなんなのかしらとよく思ったわ。けどね、彼ちゃんと私のことをたたいてくれたわ。」
「それは、ふつうなんじゃないかしら。」
「いや、ちがうわ。私にとっては、普通じゃなかったの。私、ロボットに育てられてきたものだから殴られたことがないのよ。私を育ててくれた、ロボットには感謝してるわ。今でも、とても大好きよ。でも、ロボットはたたかないわ。たたいてくれないのよ、だから私は全く痛みを知らなかったの。私が知っているのは、それだけよ。ごめんなさいね、ながくなっちゃって。」
そこで、バーデーが言いました。
「ちょっと、カテルには兄がいるわ!知ってた?」
「全く知らない!」
みんな、びっくりしながら叫びました。
「カテルには、そっくりの兄がいるの。全く見分けがつかないぐらいの、しかもカテルはスパイは嫌いよ。」
「ってことは、私たちにこのことを命じたのはまさか校長先生の兄?」
「そういうことになるわ、リリア。彼の名前は、テーダスク。スパイが、好きで一流よ。私、あの人にあったことあるんだけどとってもいい人だったわよ。子供が大好きで、いつも会ったら必ず何かあげてたわ。」
そこで、リリアが言いました。
「その人、私この国であったわ。名刺をくれてね、そこにテーダスク・シャリオンって書いてあったもの。きっと、彼だと思う。たしか、キッズ・プリティ・ホテルっていうホテルにいると行ってたわ。そこを、経営しているんですって。」
キャロルは、
「絶対そうよ、だってキッズは子供でしょ。プリティは、かわいいだもの。彼に決まってるわ。」
といって少し考えるとまた言いました。
「まず、キッズ・プリティ・ホテルに行くのが一番だと思うわ。」
「そうね、キャロル。私も、そう思うわ。」
「そうですね、バーデーさん。キッズ・プリティ・ホテルってどういうところかも気になりますし。」
そして、みんなでホテルに戻り受付に向かいました。
「あの、キッズ・プリティ・ホテルってどこにありますか?」
「それはですね、キャロル様。五番の入り口を出て右に進みますと、雷商店街と書かれた看板が見えます。その、看板の矢印の方向に行きいますと。キッズ・プリティ・ホテルと書かれたホテルがありますのでそこにお入りください。」
「分かりました、ありがとうございます。」
そして、リリアたちが行こうとすると、バーデーが大声で言いました。
「クレアたちの部屋のとなり、一部屋あいてたわね!」
「はい、かしこまりました。」
「予約しておくわ、けれど何日かそこにいるだけよ!」
そして、リリアたちはキッズ・プリティ・ホテルに向かいました。けれど、キッズ・プリティ・ホテルはなぜかいけないのです。なんというか、見えていますがいけないのです。歩いても、歩いても、キッズ・プリティ・ホテルは同じところに見えて全然近くならず、むしろ遠くなっているように感じてしまうぐらいでリリアたちは困り果ててしまいました。そして、疲れて休憩している間にリリアは頭でキッズ・プリティ・ホテルにいけない理由を考えていました。けれど、なかなか考えつきません。しかたなく、ぼぉっと何となく持ってきたすでに暗記済みの、魔法教科書を見ていると最後のページになんだか変な絵とすこしの文字があります。
「これよ!これだわ!」
「どうしたの?」
リリアに、クレアが言いました。
「ほら、この教科書に絵があるでしょ。この人は、疲れ果ててるじゃない。それから遠くにマンションがあるでしょう。たぶん、この人は今の私たちと全く同じ状態なのよ。それから、ここに書いてある文字。ここには、昔の言葉でたどり着けなくなる催眠術ってかいてあるのよ。それから、止まりたいって思えばその催眠術はとかれるんですって。だから、私たちその通りにすればいいのよ。」
そのとき、ピョレマーイのところに一匹のフクロウが大急ぎでやってきました。そして、手紙を渡すとすぐに飛んでいきました。そして、ピョレマーイはその手紙を一目見ると顔色をどんどんかえていきしまいにはキッズ・プリティ・ホテルに向かう道の反対の方向に大急ぎで走り出そうとしました。けれど、その手をキャロルが捕まえて「なんなのよ、何が書いてあったの?」
といいました。すると、ピョレマーイは顔色をもっと悪くして手紙をキャロルに渡しました。キャロルは、それを読み出しました。
「ソイフル・R・レトリート ピョレマーイオウジサマニ
ピマルサマノ、オカアサマ、ソシテピョレマーイサマノオバアサマ。ピマリクル・シャオンカットジェルクサマ、キトク。トテモヒドイジョウタイ、ケレドピョレマーイサマノゴシンセキ、ゴカゾク、ソシテオバアサマモピョレマーイサマガコチラニクルノハユルサナイソウデス。コチラニキテハナリマセン、ケレドオバアサマガキトクデヒドイジョウタイデアルノニアナタサマガ、リッパナラービーニナリカエッテクルノヲマチノゾンデイマス。デスカラ、コレマデイジョウニベンキョウモガンバッテイテクダサイ。デスガ、オバアサマノコトヲココロノドコカニカナラズトメテオイテクダサイマシ。 ナガクナリ、スミマセンデシタ。」
そして、読み終わってから1秒後。全員
「なんですって!」 ~ つづく ~