カテゴリ:lilia story*chihiro( 7 )
レインボーマジカルイースター 「バーディの兄」 井上ちひろ 作  
優はサマーキャンプから真っ黒に日焼けして戻り
デジカメは戻ってきたものの
なかなか夏休みはブログの更新というわけにもいかないのでしたっ!!
今は子供レッスンのキット作りに大忙しです。

先日の自由が丘レッスンはうれしい出来事がありました。
以前ネットオークションで落札していただいた方が
東京にご旅行にいらした際にレッスンに参加してくださいました。
貴重なお時間をレッスンに参加してくださり
本当にありがとうございました。
素敵な笑顔で喜んでくださって私もとてもうれしくなりました。

福岡は実家からも近いので
帰省の際などでしたらスペースさえ見つかればレッスンも可能のような気がします。
Oさま、またお会い出来る日を楽しみにしておりますね♪

*****

なんだか久しぶりの更新なのでちひろの小説いきます。

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『バーデーの兄』

中は、整理整頓ばっちりの場所でした。
「どうぞ、でもいろいろいじらない方が良いわよ。」
ピョレマーイが、奥の方にある奇妙なたこをさわろうとしているのをいたずらっぽい目で見ながら言いました。
リリアが、すぐにバーデーに言いました。
「バーデーさん、カテルさんのことは何も言いませんでしたが。」
「そうなの、まあ仕方ないわね。あとで、絶対連絡来るから。」
キャロルは、バーデーの机をよく観察していました。
「バーデーさん、この写真のラービーって誰ですか。」
「ああ、兄のことね。」
バーデーが、写真を見ながら言いました。
「兄は、トラック消失事件が始まる前日に姿を消したの。まるで、トラック消失事件が始まることを知っている見たいにね。彼は、とっても優秀な魔警だったのにね。」
リリアは、いろいろ考えていたが、サンルに言いました。
「ねえ、サンル。私、考えたんだけどやはり、バーデーさんの兄と事件は関係があると思うわ。たぶん、悪い方に関係があると思うの。」
「それには、私も同感ね。」
メリーヌが、その会話を聞いて言いました。
「私も、関係があると言うことには同感だけど悪い方に関係があるとは思えないわ。ジャズは、そういう人じゃない。あの人、事件を止めに言ったんだと思う。ジャズは、事件が始まるずっと前から言ってたの。いつか分からないけど、いつかこの国の人では全く分からない事件が起きる。僕ら、魔警は違うところからきた解決してくれるラービーの手助けをしなくちゃならないんだって。毎日毎日何回も。仕事中でも、何回もつぶやいてた。」
「メリーヌさんバーデーさんの兄のことを教えてくださいませんか?その様子では、よく知ってらっしゃるんでしょう?」
「そうよ、リリア。彼の本名はジャック・ズラ・デオジーといってね、とっても温かい性格の人だったわ。予言がうまくて、よく明日のことを予言したものだったわ。不思議なことに、ほとんどの予言が当たったわ。それからね、彼はとても優しかったわ。困った人がいたら、なんでも相談にのったし少しでもけがをした人がいたらすぐに処置をしてあげたいと思って救急箱を持ち歩いているんですもの。これで、優しくなかったらなんなのかしらとよく思ったわ。けどね、彼ちゃんと私のことをたたいてくれたわ。」
「それは、ふつうなんじゃないかしら。」
「いや、ちがうわ。私にとっては、普通じゃなかったの。私、ロボットに育てられてきたものだから殴られたことがないのよ。私を育ててくれた、ロボットには感謝してるわ。今でも、とても大好きよ。でも、ロボットはたたかないわ。たたいてくれないのよ、だから私は全く痛みを知らなかったの。私が知っているのは、それだけよ。ごめんなさいね、ながくなっちゃって。」
そこで、バーデーが言いました。
「ちょっと、カテルには兄がいるわ!知ってた?」
「全く知らない!」
みんな、びっくりしながら叫びました。
「カテルには、そっくりの兄がいるの。全く見分けがつかないぐらいの、しかもカテルはスパイは嫌いよ。」
「ってことは、私たちにこのことを命じたのはまさか校長先生の兄?」
「そういうことになるわ、リリア。彼の名前は、テーダスク。スパイが、好きで一流よ。私、あの人にあったことあるんだけどとってもいい人だったわよ。子供が大好きで、いつも会ったら必ず何かあげてたわ。」
そこで、リリアが言いました。
「その人、私この国であったわ。名刺をくれてね、そこにテーダスク・シャリオンって書いてあったもの。きっと、彼だと思う。たしか、キッズ・プリティ・ホテルっていうホテルにいると行ってたわ。そこを、経営しているんですって。」
キャロルは、
「絶対そうよ、だってキッズは子供でしょ。プリティは、かわいいだもの。彼に決まってるわ。」
といって少し考えるとまた言いました。
「まず、キッズ・プリティ・ホテルに行くのが一番だと思うわ。」
「そうね、キャロル。私も、そう思うわ。」
「そうですね、バーデーさん。キッズ・プリティ・ホテルってどういうところかも気になりますし。」
そして、みんなでホテルに戻り受付に向かいました。
「あの、キッズ・プリティ・ホテルってどこにありますか?」
「それはですね、キャロル様。五番の入り口を出て右に進みますと、雷商店街と書かれた看板が見えます。その、看板の矢印の方向に行きいますと。キッズ・プリティ・ホテルと書かれたホテルがありますのでそこにお入りください。」
「分かりました、ありがとうございます。」
そして、リリアたちが行こうとすると、バーデーが大声で言いました。
「クレアたちの部屋のとなり、一部屋あいてたわね!」
「はい、かしこまりました。」
「予約しておくわ、けれど何日かそこにいるだけよ!」
そして、リリアたちはキッズ・プリティ・ホテルに向かいました。けれど、キッズ・プリティ・ホテルはなぜかいけないのです。なんというか、見えていますがいけないのです。歩いても、歩いても、キッズ・プリティ・ホテルは同じところに見えて全然近くならず、むしろ遠くなっているように感じてしまうぐらいでリリアたちは困り果ててしまいました。そして、疲れて休憩している間にリリアは頭でキッズ・プリティ・ホテルにいけない理由を考えていました。けれど、なかなか考えつきません。しかたなく、ぼぉっと何となく持ってきたすでに暗記済みの、魔法教科書を見ていると最後のページになんだか変な絵とすこしの文字があります。
「これよ!これだわ!」
「どうしたの?」
リリアに、クレアが言いました。
「ほら、この教科書に絵があるでしょ。この人は、疲れ果ててるじゃない。それから遠くにマンションがあるでしょう。たぶん、この人は今の私たちと全く同じ状態なのよ。それから、ここに書いてある文字。ここには、昔の言葉でたどり着けなくなる催眠術ってかいてあるのよ。それから、止まりたいって思えばその催眠術はとかれるんですって。だから、私たちその通りにすればいいのよ。」
そのとき、ピョレマーイのところに一匹のフクロウが大急ぎでやってきました。そして、手紙を渡すとすぐに飛んでいきました。そして、ピョレマーイはその手紙を一目見ると顔色をどんどんかえていきしまいにはキッズ・プリティ・ホテルに向かう道の反対の方向に大急ぎで走り出そうとしました。けれど、その手をキャロルが捕まえて「なんなのよ、何が書いてあったの?」
といいました。すると、ピョレマーイは顔色をもっと悪くして手紙をキャロルに渡しました。キャロルは、それを読み出しました。

「ソイフル・R・レトリート  ピョレマーイオウジサマニ    
 ピマルサマノ、オカアサマ、ソシテピョレマーイサマノオバアサマ。ピマリクル・シャオンカットジェルクサマ、キトク。トテモヒドイジョウタイ、ケレドピョレマーイサマノゴシンセキ、ゴカゾク、ソシテオバアサマモピョレマーイサマガコチラニクルノハユルサナイソウデス。コチラニキテハナリマセン、ケレドオバアサマガキトクデヒドイジョウタイデアルノニアナタサマガ、リッパナラービーニナリカエッテクルノヲマチノゾンデイマス。デスカラ、コレマデイジョウニベンキョウモガンバッテイテクダサイ。デスガ、オバアサマノコトヲココロノドコカニカナラズトメテオイテクダサイマシ。 ナガクナリ、スミマセンデシタ。」

そして、読み終わってから1秒後。全員
「なんですって!」                ~ つづく ~
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by atelier-claire | 2010-07-31 01:31 | lilia story*chihiro | Comments(0)
レインボーマジカルイースター~チッカストーン 井上ちひろ
ひさしぶりにちひろの小説更新です♪
『反対の国』の続きです。

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『魔法レンナード警察』

「でも、警察はどこにもないですよ。」
ピョレマーイが、辺りを見回して言いました。サンルが、クスクス笑うと唱えました。
「ナカリバート 魔法よとけよ」
すると、パキッと音がして魔法レンナード警察と書いてある表札が現れてきました。
「さ、入って。」
バーデーは、中に堂々と入っていきました。みんなは、それについて行きました。バーデーが、警察署長さんの部屋のまえで
「ここに入れば、話ができるわ。署長は、あることを話したいと言っていたわ。カテルさんのことらしいの。まあ、私には関係ないわね。じゃあ、終わったら私の部屋に来て。」
と言って違うところへ入っていきました。メリーヌが、ドアをたたくと
「入ってよろしい。」
という声が聞こえてきました。そして、みんなが入ると焦げ茶色のラービーがにっこりしてお辞儀をしました。
「やあ、メリーヌ。君も、話があるのかね?」
「あ、忘れてました。私、サンルさんたちを送ってきただけなんです。まあ、バーデーさんが送ったというのが正確ですが。」
「リリア君、ここにいてくれるようにすすめてくれませんか?」
署長は、リリアにそっとささやきました。リリアは、うなずいて言いました。
「メリーヌさん。これからご用事がありますか?」
「いいえ、でもある本を探さなくちゃいけないんです。それは、いつでもさがせますから用事とは言いませんが…。」
クレアとキャロルとリリアとサンルはみんなそれをきいて言いました。
「シャドウイン・ストロベリー!」
メリーヌは、それを聞きおどろいていいました。
「何でその本のことを知っているんですか?!」
「すっかり忘れてたわ、持ってきてたかしら?」
「帰ったら調べてみましょう。リュックに入ってるかもしれないわ。」
メリーヌが、その話に割ってはいりました。
「あの、その本のことで何か知ってるんですか?」
「ええ。私たちが、知らないうちにあったのよ。」
サンルは、そのときのことを詳しく話しました。
「なぜ、あそこにおいてあったのかしら。誰かが持ってきたかもしれないし、そうじゃないかもしれないわ。それは、すごいなぞね。」
「サンルさん、それはですね。あの本は、ジェンロ・センジェルという私を利用していろいろな悪事をしてきたものが魔法をかけていろいろなところに行くようにしたんです。行き先は全く決まっていなくて、もうどこでもいいから行ってしまうんです。もしかしたら、危険な場所に行って悪いことになるかもしれないのでその魔法は禁じられているのですが…ジェンロはそんなことをきにしないでその魔法をかけてしまったんです。でも、その魔法は強い魔法をかけられる人が触ればとけます。サンルさんは、そうなのでしょう。ですから、もうどこにも行かないんです。感覚で分かりますが、クレアさんのリュックに入っています。」
「すみませんが、もうお話を聞かせていただきましょう。署長さんお待ちですよ。すみません。ところで、署長さんの名前はなんと言うんでしょうか?」
リリアは、署長に謝りながら言いました。
「ああ、すみませんね。私、名前をお教えするのをついつい忘れてしまうもんでして。ええーー、私の名はトヴィキ・ショウニイ・コンレットニイともうします。変な名前でしょう?トヴィキと呼んでください。」
署長さんは、にこにこしながら元気よく言いました。そして、言い終わるとすぐにドアをノックする音が聞こえました。
「入って良いぞ。」
入ってきたのはとても若いきりりとした目をしているいかにも仕事がこなせそうなとても薄い茶色のラービーでした。
「お話中失礼いたします。」
そして、サンルの方を見ると少し顔を赤らめて
「トラック消失事件の情報のコピーを持って参りました。」
とぼそぼそしゃべりました。トヴィキは、「名のりたまえ」とそのラービーに言いました。そのラービーは威勢よく名のりました。
「ノウェ・ケフォット・フェイルンと申します、警察署長様の秘書をしており、フォットと呼ばれております。」
トヴィキは、フォットに
「では、その情報コピーを読んでくれるかの。」
と命じました。フォットは、うなずいて読み始めました。
「初トラック消失、八月六日。(荷物)塩一トン、砂糖一トン、和菓子一トン。 (トラック)自動運転 (消失時刻)不明 (送られてきた金額) 五万ハルク 他のトラックもほぼ同じ荷物であり、ときに手動トラックを使ったが運転手だけが帰ってきた。 運転手…」
そこで、トヴィキが言いました。
「ここからわしが読む。」
そして、コピーのかみを受け取ると読み始めました。
「ここが一番おかしいところでな(だから、わたしが読むと言ったんだが)。荷物をわたしてお金を受け取るとなんだか意識がぼぉーーーっとなってそれからの、記憶は全くありません。と言っているのだ。」
リリアは、それを聞き頭の中でいろいろと整理をすると思いつきました。
「トラックのどこかに隠れてトラックがどこに行くのかを調べましょう。」
「それは、とても良い案です!リリアさん、ありがとう。」
トヴィキが、すごい大声で言いました。
「では、トヴィキさん。この方法で、よいのですね。」
「はい、よろしいです。では、ここを出てトラックのどこに隠れるかを決めましょう。ついてきてください。」
そして、トヴィキはドアを開けてすぐ右側のドアの前に立ちました。トヴィキは、おもしろげに小声で笑うとドアの中に入りました。リリアたちも、中に入るとトラックを作る工場でした。
「ここで、部品をよくみてどこに隠れるかを決めることにしましょう。すみませんが、今日はもう時間がないのでもう一緒にいることはできませんが、中を見ていってくださいね。それから、明日荷物を全部持って午前十時に来てください。十二時のトラックに乗って行くことにします。」
そして、リリアたちはお礼を言って少しバーデーさんのところに行くことにしました。リリアが、藍色のラービーにバーデーさんはどこにいるか、ときくと
「たぶん、三番警務室にいると思います。バーデーさんは、偉い方ですから。」
メリーヌが、サンルたちに言いました。
「三番警務室なら私、知ってます。来てください。」
そして、メリーヌは左に右に右に左にといろいろまがって黄土色のドアの前で止まりました。三回ドアをノックして
「メリーヌと申します。バーデーさんはいらっしゃるでしょうか?」
すると、少し低い声が聞こえてきました。
「バーデーは、ここにはおらんよ。メリーヌ、十三番倉庫に行ったはずじゃ。」
「ありがとうございます、カイジェトールさん。」
そして、メリーヌはリリアたちの方を向いて言いました。
「外に一回でなくてはなりません。外からでないと、すぐよこの倉庫にも行けないのです。」
ピョレマーイが、行こうと合図をして早歩きで歩き始めたのでリリアたちも早歩きでついて行きました。外に出ると、メリーヌが
「右から、バーデーさんの持っているこしょうのにおいがします、右に行きましょう。」
と行ったのでリリアもにおいをかいでみるとすごいこしょうのにおいがします。リリアは、サンルに行きましょうと言うとメリーヌについて行きました。そして、十三番倉庫と書かれた倉庫がありました。次は、サンルがノックをして言いました。
「サンル・アピトルと申しますが、ここにバーデーさんはおりますでしょうか?」
「いるわよ、入ってきて良いわ。」       ~つづく~


*****


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by atelier-claire | 2010-06-02 19:49 | lilia story*chihiro | Comments(0)
レインボーマジカルイースター~チッカストーン 井上ちひろ
昨日キャンプから帰ってきました。
今日は優の誕生パーティの準備です。
リクエストに応えて丸焼き用の鶏を準備中。
合間にちょっと
ちひろの小説更新です♪
優は7月のピアノの発表会に向けて
練習しなくちゃ間にあわね~。と
「子犬のワルツ」を特訓中!!

***

けっこう考えて作りました。お楽しみに。Chihiro

***
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イラスト*Chihiro

『反対の国』

「ついた!」
ピョレマーイが一番に言いました。サンルが、次に言いました。
「反対の国に入る前に、ミラー門番のかたに検査をしてもらわなくちゃならないわよ。」
そして、みんなが降りると鏡の布を使った服を着たひとが目の前にたちました。そして、厳しい声で
「ハンカチを見せてください。あなた方の人数なら、十枚ですね。」
「これです。」
リリアが、差し出しました。
「では、サムスと反対の国にいるラービーが書いてある画用紙は?」
「どうぞ。」
キャロルとクレアが渡しました。ミラー門番は、画用紙とハンカチをみると優しい声になり言いました。
「どうぞお通りください。それから、反対の国のきそくはきちんと守ってくださいね。」
「分かりました。」
みんなが声をそろえて言いました。そして、みんなは反対の国に入りました。そして、ケウが言いました。
「マズハ、マレィクサンヲサガシマショウ。オット、マチガエマシタ。メリーヌサンヲサガシマショウデシタネ。」
「そう、メリーヌを探しましょうか。ここにいるラービーに聞けば分かるわ。」
サンルがあたりを見渡して言いました。そして、近くにいた黄土色のラービーに言いました。
「メリーヌ・カラトーカと言う方はどこにいるか知っていますか?」
「はい、知っております。おや、もう少し朝食の時間ですね。メリーヌさんは、メリィネホテルの31675室です。では。」
「ちょっと待ってください、メリーヌさんは家を持っていないんですか?」
「いえ、ここでは家なんて一つもありませんよ。みんな、ホテルが家です。ハウスホテルと呼んでいます。」
「ありがとうございました。」
「いえ、お礼をするほどのことではありません。」
そして、そのラービーはにっこりすると走って行ってしまいました。リリアが、
「メリィネホテルは、あのホテルよ。」
と、花で飾られた白色のホテルを指で指しました。ピョレマーイが言いました。
「OK、行こう。」
そして、一同はそのホテルの中に入りました。そして、カウンターにいたラービーにキャロルが話しかけました。
「すみません、メリーヌさんは31675室で間違いありませんか?」
「間違いありません。」
「では、31675室は何階でしょうか?」
「行き方ですね。少々お待ちください。」
そして、厚いノートを取り出し
「31675室…31675室…」
とつぶやきながらめくり始めました。そして、
「あなた様がたの、右側にあるエレベーターで36かいへいってください。そして、ムーン・スター・ルームと書いてあるへやを探してください。」
「ありがとうございました。」
クレアが、お礼を言って一同はエレベーターに乗り36かいのボタンを押しました。すると、ものの10秒で36階へついてしまいました。
「ずいぶん早く着いたね。」
ピョレマーイがエレベーターから降りながら言いました。ナウが、
「あそこです、ムーン・スター・ルームと書いてありますよ。」
と言いました。ケウが、ドアに近づいているピョレマーイに言いました。
「マッテクダサイ、アッホラドアガアキマスヨ。ピョレマーイサン、コッチヘキテ……」
ケウがさいごのことばをいうまえに、ドアが開いてピョレマーイのひたいに当たりました。出てきたのは、やわらかなクリーム色の上品なラービーでした。そのラービーは
「すみません、私ドアのすぐ前にお客様の一人がいらっしゃると気づかなかったんです。許してくださいね。」
と、ピョレマーイを起こしてあげながら言いました。クレアが、
「あなたが、メリーヌさんですか?」
というと
「はい、そうです。メリーヌ・カラトーカといいます。」
と答えました。次に、キャロルが
「昔、ジェンロ・センジェルと言う人にマレィクという名前にされてしまった方ですね。」
と言いました。
「ええ、まあそうです。けれど、その名前もよかったと思ってますよ。でも、やっぱり本当の名前が一番だと思います。それより、部屋に入りませんか?廊下だと、寒いですし。」
「じゃあ、入らせていただきましょう。ね、みんな。」
「ハイ、モチロンデスサンルサマ。」
そして、メリーヌの部屋に入るとみんなまずはなのかおりをかぎました。バラ、ひまわり、チューリップ、カーネーション、スミレ、ひなぎく、ホウセンカ、朝顔、いろいろな香りがいちどに飛び込んできてどれがどれか分からなくなってしまうほどです。リリアが、すぐにメリーヌに聞きました。
「あのう、ここは月と星の感じが全然出ていないのですけど。違う意味で、月と星のルームということになっているんですか?」
「ええ、そうですよ。月と、星が一番よく見えるところなんです。だから、観察などが好きな人がよくここに来ますよ。ところで、お昼にしませんか。おなかもすきましたし、ちょうでその時間ですもの。」
「そうですね、ではごちそうさせてもらいましょうか。そういえば、まだ名前を言っていませんでしたね。私は、サンルこちらがリリア、それからあの方たちが双子で髪の短い方がクレア、もう一方の髪の短い子がキャロルです。そして、あのかたは王子でピョレマーイといいます。それから、このミニロボはケウ。それから、あっちのほうのミニロボはナウです。」
サンルが、みんなに言いました。
「ありがとうございます。ちょっと、お昼の用意をしたいので待ってくださいな、今日のお昼はストロベリー・マカロンとストロベリー・ケーキ。それから、レモン・ジュースにしようと思っていたんですけど、ほかにはなにが食べたいですか?」
「えっ?それは、おやつに食べるやつですよ。」
クレアとキャロルが言いました。すると、メリーヌがほほえんで言いました。
「クレアさん、キャロルさん、この反対の国ではお昼とおやつに食べるものも反対なんです。」
「それなら、僕ミントアイスが食べたいです。」
「では、私は苦めのチョコレートケーキをくださいな。」
「わたしも、リリアと同じチョコレートケーキを。」
「お姉さんと同じのにするわ。」
「じゃあ、私は桃をいただきたいです。」
「はい、わかりました。」
そして、メリーヌはすぐそばにあった冷蔵庫を開けてその中からチョコレートケーキを三きれと桃を一つ(切ってあるやつ)とミントアイスを1カップ取り出しました。それから、ストロベリー・マカロンとストロベリー・ケーキとレモン・ジュースも取り出しました。みんなに、分けるとみんなおなかがすいていたのですぐに食べ始めました。メリーヌは、たった五分で食事を終わってしまいました。リリアと、サンルと、キャロルと、クレアも早く食べ終わりましたがピョレマーイは少しずつ少しずつアイスクリームを食べていたので十五分もアイスを食べていました。やっと、ピョレマーイが食べ終わったときにメリーヌが言いました。
「みなさん、ご近所のムリーク・マッジロンスさんに私がいるホテルをお聞きになったんでしょう?」
「そうです、あの方は親切に教えてくださいました。ね、サンル。」
「そうね、クレア。あの方は、灰色のホテルに走って言ってしまいました。」 
「あの方の、ハウスホテルは今サンルさんが言ったように灰色です。名前は、グレイグレードホテルという名前でして男のラービー向きのホテルですね。」
「みなさんに頼みたいことがあるのですが。」
「何をですか?」
キャロルが、言いました。
「あの、この国の商品はとてもよいものでよく買ってもらえます。この国から、それを買いたいと言っているところへトラックで配達しているんです。けれど、このごろそのトラックが反対の国へ帰ってこないんです。そして、代金だけが手紙として送られてくるだけなんです。これでは、トラックを何台も作るのにそのお金が必要になりそのお金も無駄になってしまうんです。おねがいです、この、原因をしらべてきてください!」
メリーヌが困った顔つきで言いました。リリアが、サンルにささやきました。
「助けてあげましょうよ、私たちがこの国を調べたりメリーヌに質問したりするのはあとでいいじゃない。かわいそうよ、それになるべく、すごい人だとかはばらさない方がいいし助けてあげれば協力とかもしてくれるはずよ。」
サンルは、わかったわ、と一言だけリリアにささやいてメリーヌに言いました。
「原因を調べるのはよろしいんですが、私たちの能力では原因を調べるのが限界です。ですから、悪の組織などが裏に潜んでいたりしていたらその場合はあなた方が捕まえたりしてください。よろしいですか?それから、スパイなどなら引き受けますよ。」
「ありがとうございます、サンルさん、リリアさん、クレアさん、キャロルさん、ケウさん、ナウさん。お礼のしようもありません。」
「それで、捕まえることなどは引き受けてくださいますね?」
「はい、サンルさん。もちろんです。この国の魔警はとても、捕まえるのも得意ですしほかのことだってとても得意です。それに、人手がたりなければ私たちが手伝いますもの。」
リリアが、サンルに時計をみながらささやきました。
「サンル、一時にこの国の魔警のラービーにお話しする時間をとってもらっておいたの。今、十二時三十九分でしょ。私、早めに行っておいた方がいいと思うんだけど。サンルは?」
「そうね、メリーヌに案内してもらいましょうか。メリーヌに話しておくから、リリアはキャロルたちに「ペットをよんで」と伝えておいてちょうだい。」
「わかったわ。」
そして、リリアはキャロルたちの方に顔を向けました。サンルは、メリーヌに向かって言いました。
「すみませんが、魔警さんがいるところに案内していただけませんか。」
「よろしいですよ、少し遠いのでここからはちょうど十九分五十五秒でつきます。それから、傘を持っていってくださいね。今日は、はれてますが十二時十分頃から雨になるかもしれないとお隣のバーデー・クリンクス・デオジーさんが言ってましたから。じゃあ、カーディガンを持って行くといいでしょう。さあ、行きましょう。」
メリーヌが、カフェオレ色に明るい赤色のバラの刺繍がしてあるカーディガンを取り出しながら言いました(そのカーディガンは、メリーヌの着ていたオレンジ色のワンピースにとてもよく似合いました)。そして、リリアたちはメリーヌの指図の元にメリィネホテルを出ました。
「来てください、こっちです。そして、あそこを右に行きます。次に、左。それから、まっすぐ。すると、私と仲良しのさっき言ったバーデー・クリンクス・デオジーさんが仕事をしているところがあります。バーデーさんに車で乗せていってくださいと頼めばいつも乗せていってくださるんです。」
そして、一同は右、左、まっすぐと行きました。すると、大きめの事務所がありました。
「みなさん、入ってください。」
「あ、はい。」
メリーヌが、戸をたたくと中から声が聞こえてきました。
「誰?」
「メリーヌよ。今日知り合った方々もいるわ。」
「どうぞ、入っていいわ。」
メリーヌたちが、はいると戸が勝手に閉まりました。中は、こぢんまりとしている事務所のようでラベンダーが一束、タンスが二十。それから、ペンや鉛筆や羊皮紙やインクがたくさん。貯金箱が十個。机が、一つ。いすが、九つ。向かい合ったソファが二つ。キッチンに、冷蔵庫。食器棚も、ちゃんとあります。コートや、帽子をかけるところが三つ。傘立てに、コンピューター。それから、道具入れ。これらのものが、きちんと整理してありました。
「きょうは、なんのご用かしら?メリーヌ。」
黄緑色のラービーが言いました。
「バーデー・クリンクス・デオジーさん。すみませんが、魔警警察署に送っていただきたいのです。ご用事は、ありますか?」
「あら、ちょうど私も行くところだったのよ。今、警務所に持って行く報告書を書き終えたところだったから。」
「なんの報告書なんですか?」
「あなたは誰?」
「バーデーさん、こちらはキャロルさんです。」
「キャロル?良い名前だわ。あなたの質問に答えてあげる。この報告書は、簡単な罪についての報告書でね。下級魔警警務所から、報告されたものをまとめたものなのよ。それを、これから出しに行くの。」
「ありがとうございます。」
「キャロルさん、あなたのすぐそばにかぎ入れがあるでしょ。そこから、スズランの花の色の鍵をとってちょうだいな。」
「どうぞ。」
「ありがとう。」
キャロルが渡した鍵をポケットに入れるとバーデーは報告書を持って立ち上がりました。
「無駄な時間を使っちゃったわね。警察個人パトカーで早めに行かなくちゃ。でも、ちょっと待ってね着替えてこなくちゃいけないから。」
そして、バーデーはもう一つの部屋の方に行って一分で戻ってきました。そのときには、もう魔警の格好でした。
「バーデーさんって、魔警だったんですか。」
「そうよ。さあ、急がなくちゃ。来て。」
バーデーさんは戸を開けて出て行きました。リリアたちも後に続いて外に出ると、普通のパトカーより少し小さめのパトカーがありました。バーデーは、みんなに乗ってと手で合図して乗り込みました。
リリアは、乗る前にメリーヌに言いました。
「これじゃあ小さくてとてもみんな乗れないんですけれど、どうするんですか?」
「まあ、良いから乗りなさい。」
そして、メリーヌは乗ってしまいました。サンル、リリア、キャロル、クレア、ピョレマーイ、とみんな乗り込みました。リリアたちは、中を見回してあっけにとられていました。だって、中身は外から見たよりずっと広かったんです。メリーヌが教えました。
「魔法で広げてあるのよ。」
リリアが、杖を取り出して唱えました。
「フィン ラオ 魔法がかかったものには反応示せ 」
すると、杖が少し震えました。リリアは、静かに言いました。
「たしかに、魔法がかけられていますね。」
「行きますよ!」
すると、ものすごい早さでパトカーは出発しました。キャロルとクレアは思わず叫び声を上げるところでした。そのくらい早くて、すごかったのです。
「つきましたよ。」                ~つづく~


*****


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by atelier-claire | 2010-05-03 11:58 | lilia story*chihiro | Comments(0)
レインボーマジカルイースター 『反対の国への準備 2』
『反対の国への準備 1』
からお読みくださいね♪

『反対の国への準備 2』

リリアたちがはいるとカテルがこちらを向きました。
「できたのかな?かな?」
「ええ、できました。どうぞ。」
「ふむ、完璧だ。ならば、君たち。すぐに、このスパイ・コートに着替えたまえ。」
「なぜ、スパイ・コートなんですか?」
「それは、私は反対の国に行ったことがないんだ。さらに、そこはなるべく招待をばらさないようにしておかないとやばい場所だ。だから、変装グッズなども含めてそのリュックに用意してある。いろいろと、必要なものも含めて五人分ね。それに、きみたちはこの学校に入ったきたころからスパイなんだ。なぜかというと、君たちが入ってきたとき知恵。能力などいろいろ魔法を使ったみた。それに、この学校はスパイ・スクールなんだ。危ない目にあったときどうすればいいか考えられる力を持つものだけを入れている。君たちは、一番すばらしい能力を持っている。力の差はこのカードに記される。」
リリアたちはそろってそのかーどをみた透明のカードで鎖でぶら下げてある。それには、ナンバー・100と書いてあった。
「それと、ペニーくんは退学だ。能力は持ち合わせていない、全くだめだ!」
「せ、先生。このカードの百は…」
「ああ、その百は一人前のスパイまでのレベルだ。さっき言ったように力の差でもあるな。」
「先生、父さんは…父さんはここがスパイ・スクールって知ってるのですか…」
「ああ、知っておる。本当は、都合なんかではなく私がいいラービーはいないかと言ったらきみたちがいいといってこちらにてんこうしてもらったのさ。」
「ああ、なんと言うこと!」
「君たちには、まずレベル300をかけてもらう。まず、任務1を話す。ん?なんだね、リリア。」
リリアがまじめな顔で言いました。
「先生、いつもは文の最後の言葉をくりかえすのに今はまったくくりかえしていません。なぜですか?」
「なぜかって?私は、もとスパイだ。一流のね。だから、別人のように様子を全く変えるのなど当たり前なんだ。さあ、スパイ・コートを着るんだ。」
リリアたちは無言でスパイ・コートを着ました。カテルは、言い方は変わってもやはりほかは変わりませんでした。リリアたちが着替えたのをみるといいました。
「ハンカチを二枚ずつとりなさい。二枚余った文は余ったリュックの中に入れておいておくれ。それから、危険なときにスムサ・ンイレハッグと叫ぶんだ。わかったかい?」
「はい。」
リリアが、いつもより少し小さな声で言いました。
「先生、反対の国にはどうやっていくんですか?」
「まず、太陽の国に行かなければならない。」
「先生、ペニーはこないのになぜ五つもリュックがあるんですか?」
「ピョレマーイ君。それはだな、サンルのためだよ。」
「じゃあ、サンルも一緒に行くのね、そうでしょ。先生。」
「そうだ。太陽の国に行くためにアルカルがくるはずだ。それまでに、必要なものをつめておくように。ペットは必ず持って行くんだよ。あと、なる前にスパイ・コートを丁寧にたたんでリュックに入れておくんだよ。」
「はい、先生。」
そのとき、カテルがカットルートからうつされてきたものをどうしたか生徒に話すべきかな。と小さくつぶやくのをリリアは聴きましたがほかのものは聴いていなかったようです。
ピョレマーイを先頭にしてリリアたちは部屋から出て行きました。そして、談話室に行くとペニーが寝ていました。時計をみると、もう夜のパーティはとっくにすぎているじかんで一時でした。ピョレマーイがペニーを連れて行くと言って男子寮にあがっていきました。リリアとキャロルとクレアも女子寮に行ってスパイ・コートをたたみパジャマに着替えて布団をかぶりました。そして、電気を消してからしゃべり始めました。リリアが
「ああ、何だが落ち着いたわね。今日のカテルの部屋はすごい落ち着かない感じだったからよかったわ。」
「そうね、それにしてもこの学校がスパイ・スクールだったなんて知らなかったわ。ね、お姉さん。リリア。」
「そうね、クレア。それにしてもね、私ずっと気になっていることがあるのよ。」
「なに?キャロル。」
「カテルが、任務を話すって言ったでしょ。でも、話してなかったわよね。」
「そうかもしれないわ。でも、結構いろんなことがわかったわよね。1、カテルが反対の国に行ったことがないっていうこと。2,この学校がスパイ・スクールで私たちはスパイだってこと。3、あのカードは力の差を示すということ。4,カテルが、一流のスパイだと言うこと。4,反対の国に行く前に太陽の国に行かなければならないということ。5,サンルも一緒に来るということ。6,太陽の国に行くときにアルカルがくるということ。7,その日までに必要なものを全部リュックに入れなければいけないということ。」
「たしかに、例は挙げてみればいくらでもあるわね。七つしかないけど。」
そして、クレアがもう寝ましょうと言ってからやっと三人は眠りました。起きたのは、いつも通り四時です。リリアが、
「クレア、キャロル。必要のものを、用意しましょう。」
「いいわよ。まず、何がいるかしら。」
「クレア、着物とかはスパイ・ツールがあるわ。スパイ・コートもね。」
「そうねえ、お姉さん。」
二人が考え込んでいる間にリリアが言いました。
「そういえば、知ってるかしら?」
「何?」
「あのね、私たちが部屋を出て行くときにカットルートから移されてきたものをどうしたか生徒に話すべきかって言っていたのよ。」
「リリアは、移されてきたものというのが気になっているのね。そうでしょう?」
リリアが、時計をみて(五時でした。)言いました。
「ねえ、まず朝食に行きましょうよ。」
そして、ペットをつれて大広間につくとピョレマーイとペニーがきました。
「やあ、ちょうどだね。」
「ええ、ピョレマーイ。起きてすぐ話してたところなんだけど…」
そして、リリアたちはテーブルに着きました。
「話してたところなんだけどなんだい?」
「ピョレマーイとペニーにも教えたいのって言いたかったのよ。」
「どんなことなの?」
「あのね、私ね校長室を出て行くときにカテルがカットルートから移されてきたものをどうしたか生徒に話すべきか。っていってたのを聴いちゃったのよ。」
「それなら、僕も聴いたよ。いやいや、カテルが話したやつじゃなくってそれに関したことをきいたの。父さんがカットルートからヘウクスに移すときがきた。あれは危険だ、カットルートは生徒にも話さなかったがヘウクスのほうは物わかりがいい。話すはずだっていってたよ。」
ペニーは立ち上がってもう一眠りしてくると言って寝に行きました。そして、リリアが答えようとしたときにカテルがすぐ目の前にきて言いました。
「準備はしてあるかい?」
そのとき、エメラもいっしょにいました。
「はい。」
リリアたちが言いました。
「なら、すぐに校庭に行きたまえ。アルカルが待っているはずだからね。ペニー君は、明日退学だ。かわいそうだが仕方がない。」
「ええ、わかりました。先生。」
「それと、このカードを渡していなかったね。それに、どういう任務をするかはアルカルが話してくれる。じゃあ、いそぎなさい。」
そして、カテルはほほえんで移動呪文で言ってしまいました。ピョレマーイが言いました。
「ペニーにひと言いえたらよかったなあ。だいたい、先生たちはそのこと知っているのかな?」
「そりゃそうよ、みんな知ってるはずだわ。ほら、早く行かなきゃ。」
そして、リリアたちはいそいで校門を開けました。すると、目の前に見えたのは気絶しているアルカルとぼろぼろの赤の馬車でした。リリアたちはすぐにアルカルを助け起こしリリアがすぐそばの噴水から水をすくってかけました。すると、アルカルが目を開きあわてていいました。
「リリアサンタチバシャガコウナッタノハナゼダトオモイマスカ?」
「たぶん、ペニーさんのせいだと思います。」
エメラがすんだ声で言いました。
「なぜ、そういえるの?」
「クレアさん、私は知っているんです。ペニーさんが寝に行くと言ったときゆっくり歩いていきましたね。」
「ええ、そうね。」
「そして、横の廊下をもっとゆっくり歩いていきました。そのとき、カテルがきたんです。だから、話し声も聞こえました。それで、退学というところで涙を流していたんです。私の耳はよく聞こえますからね。それで、くやしくってくやしくって校庭にリリアさんたちより早く行ってこわしたんですよ。太陽の国に行くのを阻止するために…。」
リリアたちはぼうぜんとたっていました。ペニーがこわしたなんて…。そう、信じたくなかったんです。でも、キャロルがその沈黙を破って言いました。
「ねえ、リリア。あなたの魔法で何とかならないかしら。」
「無理よ、こんな大きなものはなおせないわ。」
「じゃあ、どう…」
クレアがいいかけたときにカテルがきて唱えました。
『直れ ナクート』
リリアたちがいっせいにカテルの方をみました。ピョレマーイがいいいました。
「さすがだ…」
「さあ、早く乗りなさい。急がないと、サンルが待っている。アルカル、任務のことはちゃんと話しておいてくれ。じゃあ、気をつけていくんだよ。」
「ハイ、ワカリマシタ。」
「はい、校長先生。」
そして、カテルはまた行ってしまいました。
「サア、ハヤクノッテクダサイ。」
「ええ、わかったわ。アルカル。」
そして、乗るとなかに先客が座っていました。
「ペ、ペニー!」
はじめに中に入ったピョレマーイが言いました。
「うそ!」
「ほんとだよ!」
アルカルが言いました。
「リリアサンガタ、ハヤクスワッテクダサイ。デハ、ミンナイルカドウカイマカラナマエヲヨビマスノデヨバレタラヘンジヲシテクダサイ。リリアサン。」
「いるわ。」
「クレアサン。」
「います。」
「ピョレマーイサン。」
「いるよ。」
「エメラサン。」
「いますわ。」
「ショクルサン」
「ピヨー。」
「シャンサン。」
「ピヨ?」
「ノアンサン。」
「ホー。」
「僕もいるよ!」
ペニーがうっかり言いました。気づかれないようにしなければならないはずなんですがね。
「ドナタデスカナ?バシャニノルニンズウハ7トナッテイルンデスガ。ナントイウオナマエデスカ?」
「ペニー。」
「ペニーット。」
アルカル名簿を見て言いました。
「ペニーサンノコトハカカレテイマセン。オリテクレマセンカ。ニンズウブンシカノレナイヨウニナッテイルノデ。」
「アルカルサン、リリアサンタチ。モウスグシュッパツシマス。」
運転手のサミーゴが言いました。
「ホラ、ハヤクシテクダサイ。サミーゴガモウスグシュッパツトイッタノガキコエタハズデス!ペニーサンノオカゲデモウジュウブンオクレテイルンデス!コレイジョウオクレルトタイヨウノメガミサマノオイカリヲカウコトニナリマス!」
「アト10ビョウデシュッパツデス、アルカルサン、リリアサンタチ。」
「ホラ、ハヤク!サモナイトイタイホウホウデオリサセマスヨ!」
「アト5ビョウデシュッパツシマスアルカルサン、リリアサンタチ。」
「キョウフウ キャフーナ」
アルカルが大声で言いました。すると、本当にキョウフウが(ぺにーのめのまえだけ)起こりました。次に、リリアがため息をついて唱えました。
「あけ ロパホ」
すると、ドアが開いてペニーのみキョウフウに押されて出ました。
「シュッパツシマス。」
そして、馬車は飛びました。ピョレマーイがドアを閉めて言いました。
「ペニーがこっちをみてるよ。しょんぼりした感じだ、かわいそうに。僕も一緒に行きたかったよ。リリア、何で君がドアを開けたんだい?アルカルがあければよかったのに。」
「あのね、私だってペニーをおろすのはいやだったわ。だけど、サンルを待たせたくなかったの。わかった?」
「ああ、わかったよ。」
「ところで、エメラとノアンは外に出たがってるわよ。」
「ほんとだわ、ありがと。クレア。」
「いいよ、でても。」
「エメラもいいわ。」
そして、エメラとノアンは外に出ました。でて、ドアを閉めたところでアルカルが言いました。
「コレカラ、ニンムノコトヲハナシマス。カテルサンガイッテタコトヲソノママハナスダケナンデスガ。エー、カテルサンハハンタイノクニニイッテソノクニノレキシ、デンセツナドノコトヲシラベテコイトイッテイマシタ。ソシテ、マレィクヲミツケタラスグニモドッテクルコト。モチロン、マレィクモツレテデス。ソレデ、ニンムハオワリダトイッテイマシタ。」
「そうか、反対の国の資料を集めてくることとマレィクを見つけ、つれて戻ってくることね。」
「ツキマシタヨ、アルカルサン、リリアサンタチ。」
「ワカッタ、サミーゴ。」
そして、リリアたちは降りてサンルの宮殿の中に入っていきました。入ると、すぐにサンルが迎えてくれました。
「いらっしゃい、スパイの皆さん。ライト・ケーキはいかが?」
「ライト・ケーキって何?」
サンルがリビングに向けて歩きながら言いました。
「クレア、キャロル。ライト・ケーキっていうのは中に丸い空間ができていてそのところに豆電球をいれた光るケーキよ。つまり、ライト・ケーキ。」
そして、リビングでソファアに座らせてライト・ケーキを見せました。
「ほら、きれいでしょう。エメラたちにも、ペット・マフィンを用意してるわ。ローズクオーツのようにきれいなマフィンよ。ミニロボ・001号ケウ、ペット・マフィンAとBとCをもっておいで。」
すると、ロボットの声が聞こえてきました。
「ハイ、ワカリマシタ。ゴカクニンイタシマス、A、B、C。コレラノサイズノマフィンヲヨウイ。マチガイナイデショウカ。」
「ええ、OKよ。」
「デハ、タダチニモッテキマス。」
そして、小さいロボット(大きさ十センチほど)がマフィンの入ったお皿を持ってやってきました。どれも、大きさが違っています。ミニロボ・001号ケウが言いました。
「コノ、イチバンチイサイノガAデス。コノ、チュウクライノオオキサノガBデス。ソシテ、コノイチバンオオキイノガCトナッテオリマス。」
そして、ミニロボ・001号ケウはおじぎをして台所に(ソファアの後ろは台所)戻っていきました。そして、サンルがそれを食べているエメラたちをみながら言いました。
「ここでやることを言わなくっちゃならなかったわね。…あのね」
エメラたちから目を離していいました。
「まずはなさなくちゃならないのは、反対の国に行くのは明日だってことね。それで、それまでにここにあるマジカル・スイーツの必要なものを用意するのよ。まず、いるのはハニー・スリープ・クッキーよ。これは、一つ食べるごとに…」
「二十四時間眠る。」
「リリア、言わないでよ。まあ、リリアが言ったとおり一つ食べるごとに二十四時間睡眠よ。でも、これは少し危険ね。」
「なぜ?」
リリアたちが一せいにききました。
「なぜかって、これは五つ以上食べると永遠睡眠になるの。でも、十個以下なら揺り起こしたりショックを与えれば起きるわ。でも、十個以上食べたら何をやってももう起きないの。」
クレアと、キャロルとピョレマーイが息をのみました。
「でも、ちゃんとウェイ・ブラウニーとカップ・キャンデーがあるわ。これを無理矢理、永遠睡眠強に入った人に食べさせれば起きるわ。でも、効き目があるのは食べてから十三時間後だけど。さて、実際にみてみましょうか。ミニロボ・001号ケウ、ハニー・スリープ・クッキーを五十こもってきて。箱入りよ。それと、解毒剤の方も十二個。箱入り!」
そして、どたどた走っていく音が聞こえた後サンルが言いました。
「言うの忘れてたけど、ハニー・スリープ・クッキーは十五個以上食べた場合はもうウェイ・ブラウニーとカップ・キャンデー使ってももう起きないわ。」
「ほ、ほんと?」
クレアが、おびえた声で言いました。
「ほんとよ、あっ実物がきたわ。」
そして、ミニロボ・001号ケウがまた説明を始めました。
「コノ、ハニー・ポットガタノキイロイクッキーガハニー・スリープ・クッキーデス。ソシテ、アノチイサイブラウニーガウェイ・ブラウニーデス。ソシテ、アノトウメイノキャンデーガカップ・キャンデーデス。」
「ありがとう、ミニロボ001号ケウ。えっ?マジカル・スイーツが何かって?ミニロボ・001号ケウ、あなたが話しておいてくれないかしら。」
「ハイ、ワカリマシタ。メガミ、サンルサマ。」
そして、サンルがまた言いました。ました。
「やっぱり、あなたの話は少し聞きにくいからあなたの奥さんのミニロボ・002号ナウに話してもらうことにするわ。」
「ハイ。」
ミニロボ・001号ケウが悲しそうな顔も見せないで後ろを向き言いました。
「ナウ、メガミ、サンルサマがオヨビデス。」
すると、台所の方から人間のようにしゃべっている美しい声が聞こえてきました。
「はい、わかりました。ケウ、待ってくださいな。今行きますから。」
そして、台所の方からケウと同じ高さのミニロボ・002号ナウがやってきました。でも、ケウより外見がすてきで礼儀もずっと正しくリリアたちの前に立ってお辞儀をしました。
「こんにちは、ミニロボ・002号ナウです。よろしくお願いします。サンル様、ご用はマジカル・スイーツの話でしたね。」
「そうよ、ミニロボ・002号ナウ。」
サンルが言いました。そして、ミニロボ・002号ナウは話し始めました。ミニロボ・001号ケウも、たってきいていました。
「マジカル・スイーツは、大胆に言うとサンル様のご先祖様が作ったあらゆる力を持つお菓子です。むろん、サンル様もお作りになられています。そして、マジカル・スイーツには長い歴史がございます。マジカル・スイーツの最初のスイーツは、サーデ・アピトル様が作られた怪力・ミニ・シフォンケーキです。サンル様の大事なものを入れる金庫には、マジカル・スイーツの歴史というとても古く厚い本がございます。結構書かれていますが、白紙のところがまだまだ残っております。サンル様の子供様などが書く場所でございます。今の、最初のスイーツについてはもっと詳しく第一章に書かれています。第二章には、なぜ作ったのかが書かれております。」
そこで、ミニロボ・002号ナウは少し話を途切れさせました。そして、また話し始めました。
「そこには、私がなぜマジカル・スイーツを作ったかというと私がこれを書いた時代にスパイがたくさんいた。そして、道具がとても少なかった。それで、食べればいい道具。マジカル・スイーツを作ったのだ。だが、ほかの理由もある。とても楽しんで食べることができるし何よりも味がいい。それに、スパイの相手の方々はスイーツを食べるだけで相手が一変するとはわからないだろう。だから、私はこのマジカル・スイーツというすてきなおかしをつくった。と、このように書かれています。」
ミニロボ・002号ナウが、サンルをみて言いました。
「これでだいたいは終わりでございます。」
「ありがとう、ミニロボ・002号ナウ。」
リリアたちが言いました。サンルがミニロボ・002号ナウとミニロボ・001号ケウに言いました。
「怪力・ミニ・シフォンケーキも、十こもってきてちょうだい。一人、二個ずつつめるわ。」
「ハイ、ワカリマシタ。」
「ええ、わかりましたわ。サンル様。」
そして、二人とも倉庫に取りに行きました。

~つづく~

*****


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by atelier-claire | 2010-03-14 00:20 | lilia story*chihiro | Comments(0)
レインボーマジカルイースター~チッカストーン 井上ちひろ
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イラスト*Chihiro

すみません、この『反対の国への準備』はとくに長いです(^-^)なかなか、次の題名にはいるタイミングがなかったんで長くなりました(0-0)では。(ちひろ)

***

そうきたか~の展開に編集者の私もびっくり!
子供の発想っておもしろいです。
先々までストーリーは決まってるみたいなんですが教えてはくれません。
どうなるんでしょう(笑)   Chigu*


『反対の国への準備 1』

ドアを開けると、アイロンが勝手にタキシードを手入れしているところが目に入りました。カテルは、マントを選んでいる最中でドアの方を見るとにっこりしていいました。
「何か、ようかね?ようかね?」
リリア達は、その豊かな声を聞くと心が安らぎ、落ち着きました。キャロルが、少し前に出ていいました。
「あのう、反対の国への準備はまだ出来ていないんですか?まだ、残っているのなら私たちがお手伝いして差し上げたいと思っているんですが…。」
「ああ、ちょうど良いね。ちゃんと、ペニー君は許してあげるんだよ。あげるんだよ。そうそう、手伝ってほしいことなんだが、なんだが、ハンカチを十枚魔法を使わずに作ってくれないかね、かね。それと、ハンカチは必ず桜をつけておくれ。いいかな、いいかな?ありがとう、それとこの」
カテルが大きな画用紙(横2メートル縦3メートル)を取り出しました。
「画用紙にサムスを書いてくれ、くれ。とってもでっかく、手書きでね。でね。」
「わかりました。その、画用紙をください。」
カテルが、リリア達が出ていくときに後ろから声を投げかけてきました。
「言うのを忘れたが、画用紙にはサムスとカラトーカを書くんだぞ。」
「はーーーーい。」
リリア達は、校長室を出ると魔法で目立たないように画用紙を縮めました。
「クレア、校庭に行きましょ。談話室じゃ、人がいっぱいいるもの。手書きなんだからねえ。」
「でも何で手書きなのかしら。ね、リリア。ピョレマーイ。お姉さん。」
「僕、特別絵の具持ってくるよ。」
「特別絵の具って?」
キャロルとクレアが同時にいいました。
「特別絵の具は、フルーツで出来た絵の具よ。でも、フルーツはすごい工夫されてるフルーツなの。だから、特別絵の具なのよ。ピョレマーイは王族の息子だからそれを持ってるけど普通の人は持ってないわ。」
ピョレマーイは、もう取りに行っていたのでリリアが答えました。
「へえーー。きれいなの?リリア。」
「ええ、とってもきれいよ。ふつうの絵の具とは差がありすぎなぐらいだもの。」
「リリアは、なんで知ってるの?」
「私も持ってるから。ピョレマーイより、色がたくさんあるから持ってこれないけどね。」
「でも、リリアは王族じゃないんでしょ?」
「ええ。」
「じゃあ、何で持ってるのよ。」
「自分で作っただけのこと。」
「でも、作るのとっても難しいんでしょ。」
「ええ。」
「ところで、リリアってお母さんいるの?」
「もちろん、いるわよ。」
「何て名前?」
「リリア・マジカルレインボーよ。でも、私が生まれてすぐにいなくなっちゃって。でも、すごい人だったのよ。」
「一緒の名前なのねえ。」
「そうよ、お母様の力は私に全部伝わったんだから。お母様と私は、実は双子と言ってよいほど似てるの。私、魔法魔術学校にはいる前はお母さんをさがしてたのよね。でも、見つからなかったわ。だから、ここで学ぶことにしたの。」
「へえ、リリアがこことかカットルートに入ったのにそんな意味があったなんて知らなかったわ。」
「あっ、ピョレマーイがきたわ。」
アナンがいいました。ピョレマーイが、手にきれいな絵の具を持っています。ピョレマーイは、来てすぐにいいました。
「さ、早く行こうよ。」
リリアたちは、校庭に行きました。リリアが、画用紙にサムスの右手をかいていると左手をかいていたピョレマーイが突然にいました。
「ねえ、リリアってお母さんはいるの?」
「ええ、いるわ。ピョレマーイが絵の具を取りに行っていたときにその話をしてたのよ。」
「名は?」
「リリア・マジカルレインボー。」
リリアが時計をみながらいいました。もう、五時でした。
「もしかして、リリアってリリア・レーラルって名前じゃない?」
リリアは、どきっとしましたがいいえ、なぜ?と答えました。
「だって、父さんが絵の具を取りに行っているとき前に現れていったんだ。リリア・レーラルのことだが子供を八年前にうんだそうだ。って。それで、リリア。君がどうもそうらしいって。」
「私…私…違うわ。」
「それと、リリア・レーラルはずっとどこかに隠れているって。そして、天才でいろんな力を持っていたそうだよ。リリア、君とそっくりじゃないか。」
「ピョレマーイは、わたしだと思っているのね。」
少しリリアは、涙を見せました。ピョレマーイはあわてていいました。
「そ、そんなわけじゃ…」
リリアは、ピョレマーイを見ていいました。
「あなたのことはせめないわ。私、先に寝てるね…。」
そして、リリアは立ち上がって移動じゅもんを唱えると寮に行きました。
{そう、確かに私はリリア・レーラルの子供。リリア・レーラルは、私のお母様。でも、私が生まれて二日でいなくなっちゃった。それいらい、ずっとずっと一人でいた。私と似ているお母様の写真一枚とお母様の手紙をもって。でも、ピョレマーイ達に話すわけにはいかないわ。手紙に、書いてあったお母様の居場所…。知られるわけにはいかない!クレア達にはうそをついたわ。お母さんを探してるって。でも、それは知られるのをおそれたから。お母様の手紙に書いてあったとおり全部書いてあったとおりにしたわ。お母様に会えたらどんなにうれしいか…いいなあ、ピョレマーイたちはお母様方がいて。}
リリアは、サンドイッチを二つだけ出して食べそして、リリアは睡眠薬を取り出しました。そして、水をだして三粒一気に飲みました。そして、眠りに落ちました。
「リリア!リリア!夜の、パーティよ!全校生徒が集まらなくちゃいけない会があるんだから起きなさいよ。」
「そっとしておいてやりたまえ、やりたまえ。それが、それが一番良いだろう。」
「はい…」
リリアは、声が聞こえたような気がしました。リリアは、足音が聞こえなくなってから起きました。そして、大広間に行きました。行く途中ばったりピョレマーイと会いました。ピョレマーイも、リリアも、顔を合わせないようにしていました。でも、大広間についたときにピョレマーイが言いました。
「あのね、さっきは…さっきは…ご、ごめんね。」
「全く気にしてないわ。」
そして、リリアはつんとしてクレアたちの方にいきました。ピョレマーイにはつんとしているようにみえましが本当は全くつんとしていなくていつも通りだったのです。ピョレマーイは、声をかける勇気をなくしてクレアたちと少し離れているところまで椅子をもっていきました。リリアは、クレアに言いました。
「さっき、声かけたのあなたなの?」
「そうよ、夜のパーティはまた一段ときれいね。空がとってもきれいに見えるわ。」
「リリア、あなたさっきと違うドレスね。」
「ええ、アナンと私で話しているときもうすでにこのドレスだったわ。」
「つぎは、何色かしら?」
「少し濃い黄色。でも、正確にはメイズ色よ。」
「そうそう、あなたが寝ている間に私たちが絵とハンカチ十枚作り終わったの。あなたがきたら、カテルのと頃にいこうと思っていたのよ。さあ、行きましょう。」
「ピョレマーイを呼んどいてね。リリア。」
「ええ、キャロル。」
リリアは大きく息を吸い込みました。
「おーーい、ピョレマーイ。カテルのところに行くって!」
「わかった。」
ピョレマーイはいつもと違う小さなしょんぼりした感じの声で言いました。リリアは、心配しましたが何にも言わないようにしました。キャロルが、校長室のドアをたたきました。
「どうぞ。」
「入ります。」
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by atelier-claire | 2010-03-14 00:15 | lilia story*chihiro | Comments(0)
レインボーマジカルイースター~チッカストーン 井上ちひろ
a0157409_2125518.jpg

イラスト*Chihiro

『舞踏会』

そして、リリアは朝の四時に起きてリリアとキャロルを起こしました。
「ほら、早く朝食を食べてドレスにアイロンをかけましょ。コサージュの付け直しもしなくちゃ。」
「わかったわ。早く行きましょ。」
リリアの声を聞くとぱっちり目が覚めたキャロルが言いました。そして、朝食の方に行くとピョレマーイがメニューを見ているところでした。
「ピョレマーイ。今日のメニューは豪華?」
「うん、すごいよ。いま、シュガー漬けレモンピールを探してたとこなんだ。」
「あった?」
「あったよ。しかも今日は、お父さんがくれたときのよりずーーーっと高級なレモンピールを使ってるんだ。だって、かろやかレモンだもの。」
「それってなに?」
「かろやかレモンは周りの方は酸っぱいんだけど中の方に甘みが詰まってるんだ。ピールの方はシュガーをつけなくってもおいしいくらいだよ。ピールは、少しだけしか甘みが入ってないけど酸っぱさが薄いんだ。でも、育てるのがすごく難しいけど。」
「そりゃあ、実を酢にひたしてその中に角砂糖を少し入れてそれで一日たったら太陽にすごい当てたあつい土に埋めて酢と角砂糖を少し入れたものとクインシーの服と言われているスノー・ホワイトの実を溶かしたものを混ぜてさらにビッグと言う名前にふさわしいヤシの実を細かく刻んでまた混ぜる。それを、一時間ごとにかけるんだからたいへんでしょ。」
「リリア、説明しないでよ。僕が言おうとしたんだから。」
「良いじゃない、どうせ言うんだから。さ、食事にしましょ。チョコレート・ミルクと豚の丸焼きを少し。」
「あっ、私も豚の丸焼きが良いな。豚の丸焼き少しと魔女アップルジュース。」
「じゃあ、私はチョコレート・プディングとユータカ丸焼きどっちとも少しちょうだい。」
「じゃあ、私もう食べ終わったから杖を磨いてくるわね。」
「あ、待ってよ。私たちも行くから。」
そして、クレアとキャロルは残りのものを全部食べてリリアについていきました。
「ほら、ぱっぱとアイロンかけちゃいましょ。」
「わかったわ。」
そして、リリア達はアイロンをかけました。ピョレマーイが魔話で
「着替えて良いらしいよ。ドレスにね、僕はタキシードだけど。」
と言いました。
「ありがと、ピョレマーイ。クレア、キャロル。ドレスに着替えて良いらしいわよ。じゃあね、ピョレマーイ。」
そして、リリア達はドレスに着替えました。
「キャロル、クレア。私はミスター・シャンバルトが待ってるから行かなきゃ。じゃあね。」
「私たちは少し待ってるわ。」
そして、リリアは談話室に行きました。すると、アルートが待っていました。
「待ちましたか?ミスター・シャンバルト。」
「ううん。すてきなドレスだね、僕のはどうだい?」
「ええ、すてきですよ。シャンバルト家に代々伝わる、古くなっても新品同様になってしまうし成長につれて大きさも変わってくるシャンバルト家五代目の名がはいっているアマイ・タキシードを着ているんですから。それと、私思うんですけどアマイが作ったアマイ・タキシードってすごいグラファイトという色にぴったりな色ですね。私、はじめてみました。」
「なんで知っているんだい?」
「本で読んだんです。さあ、行きましょう。」
そして、リリアとアルートは大広間に行きました。アルートは大広間を見て目を丸くしました。大広間は、天上は花で飾られていて床はぴかぴかした氷になっていました。
「さあ、ミスター・シャンバルト。踊りましょう、音楽が流れていますよ。この曲は…ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番『皇帝』第3楽章より…ですね。これには、ワルツがちょうど良いです。」
そして、何分間か踊っているとクレアとキャロルが来ました。キャロルは、髪をシニョンにしていました。クレアがリリア達に近づいて言いました。
「リリア、ワルツを踊っているの?お姉さんがシニョンにするのに時間がかかっちゃってなかなかこれなかったのよ。」
そして、シャンバルトの方を見つめて言いました。
「ミスター・シャンバルトですね。リリアからお話は聞いていました、とてもきれいなタキシードですね。すてきですよ。」
「ああ、ありがとう。」
キャロルも言いました。
「踊るのは楽しいですか?私はまだ踊ったことがないのでよくわかりませんが楽しいんでしょうね。」
アルートは美女三人に囲まれて顔がすごく赤くなりました。でも、クレアとキャロルが踊り始めたので赤くなくなっていきました。
「ミスター・シャンバルト?」
「何だい?リラア君。」
「リラアじゃなくってリリアですわ。」
そして、リリアはおこってキャロルとクレアの方に行きました。クレアがリリアにききました。
「どうしたの?アルートと踊ってたんじゃないの?」
「私、自分の名前も覚えてない人とは踊れないわ。ミスター・シャンバルトったら私のことリラアですって。」
「えっそれはいやだわ。クレアは?」
「私もいやよ、お姉さん。クラアなんて呼ばれたくないもの。」
「ところで、ちょっと日の光に当たってこない?でも、ドレスじゃないのに着替えてからね。着替えるのは、お出掛け着にしましょう。」
「いいわ。」
そして、リリア達は寮に戻って着替えました。リリアは、着替えるのを決めるのに時間がかかりました。
「うーーん、どれにしようかしら。いっぱいあるのよね、うん。これでいいわ。」
そして、談話室に行くと先に着替えていたキャロルとクレアが待っていました。そして、ピョレマーイまでいました。
「リリア、いきましょ。」
「ええ、遅くなってごめんね。」
そして、校庭に行くと校庭まで変わっているようでびっくりしました。校庭は、妖精が飛んでいてお花をたくさん出していたし飼育小屋の動物たちは全部出ていました。シャリンもです。リリアが近づいて声をかけました。
「シャリン、ハロウ。」
「クウン。」
シャリンがうれしそうな声で鳴いてリリアに抱きつきました。ピョレマーイが言いました。
「あれ?前の時はなついてなかったんじゃないの?」
「後で、こっそりあってたのよ。この子の好物が温めたミルクだってミスター・ノショトオインは知らなかったの。私、この子に温めたミルクを偶然持っていったらがつがつ飲むの。だから、この子の好物がミルクってわかったの。でも、マーブル・チョコも好きよ。」
「マーブル・チョコって何だい?リリア。」
これは、リリアじゃなくてクレアが答えました。
「マーブル・チョコは、チョコレートだけどいろいろな色があるのよ。ここでは…ほら、何て言ったっけ。そう、ショクルの作った食べ物よ。」
「そう、それが好きなのよ。シャリンはね。でも、嫌いな食べ物もあるわ。」
「なんだい?」
「トウガラシよ、それとマグロとイトウ以外の魚も嫌いね。コーヒーも嫌いだしかろやかレモン以外のレモンも嫌いね。梅干しもだったわ。まあ、要するに魚とからいものと酸っぱいものとコーヒーが嫌いなわけ。それで、甘いものが好きなのよね。シャリン。」
そして、リリアはポケットからハンカチに包んでおいたシュガー漬けかろやかレモンピールを出してあげました。シャリンは、クウンとまた鳴いてすぐに食べて手を合わせました。そして、すぐに手を離しました。
「シャリン、ミスター・ノショットオインが来たからもうあげられないわ。ごめんね。」
「ガウ。」
シャリンは、分かったというような声を出しました。シルクが来て言いました。
「大丈夫だった?リリアたち。シャリンがかみつかなかったかい?」
「いえいえ、大丈夫ですよ。ミスター・ノショットオイン。」
「そうか、よかった。」
「ミスター・ノショットオイン。一緒に踊りませんか?」
「いや、いいよ。」
シルクのカフェオレ色の顔が赤くなりました。
「じゃあ、ほかに踊る人ちゃんと決まってるってことですね。」
「いや、それは決まってないけど…」
「じゃあ、一緒に踊っても良いじゃないですか。一緒に踊りましょうよ。ミスター・ノショットオイン。」
そして、一緒に舞踏会の大広間に戻る途中ポピー・レッド色の毛のアナン・カロットビラが来ました。そして、大広間の入り口でいろいろな男子と女子が来てキャロルとクレアとピョレマーイに申し込みましたがピョレマーイはアナン・カロットビラと踊ってからと言ってキャロルはクレアと踊ってから。クレアはキャロルと踊ってから。リリアはシルクと踊ってからと言いました。そして、踊っているときに
「まだ、終わんないのかしら。」
「早く、踊り終わってほしいわ。私、ピョレマーイ様と踊るのよ。」
「あら、私が先よ。」
「ぼく、キャロルちゃん、クレアちゃんと踊りたいな。でも、一等先にリリアちゃんと踊るけど。」
などの声が聞こえました。リリア達が踊っているときにはテンポの速い曲がきこえていました。
「ミスター・ノショットオイン。ちょっと休憩しましょ。」
「いいよ。」
「私たちも休憩するわ。ね、お姉さん。」
「ええ、いいわよ。」
「おや、僕たちも休憩しようかな。」
「いいわね、疲れたし休憩しましょうよ。ピョレマーイ。」
「わかった、アナン。」
そして、ピョレマーイとシルクがチーサグ酒を取りに行きました。アナンがクレア達に言いました。
「ねえ、あなた達とピョレマーイとペニーさんっていうかたは転校生なのよね。」
「そうよ、アナン。一学年で、もう転校なの。私とお姉さんは人間でしょ。ピョレマーイのお父さん、ピーカイスさんにかくまってもらってるのよ。イースターの時にピョレマーイ達に見つけられて私、クレアが先にこっちに来たの。」
「私、キャロルは昨日来たばかりよ。」
「そう、私とピョレマーイとペニーはそのままここにいたわ。それで、オルンとも友達になったわね。オルンは、ジョーと踊ってるはずよ。どこかしら。」
「おーい、三人とも何しゃべってるんだい?」
ピョレマーイが言いました。
「あら、ピョレマーイ。何でそんなにおそかったのよ。」
「ミスター・ノショットオインもよ。」
「いや、それがね…ひどい目にあって…」
「どうしたの?」
シルクが答えました。
「いや、ただチーサグ酒の一学年と五学年用のを取りに行って帰ってくるとき誰かがぶつかってきて落としちゃったんだよ。それで、下でちょうど転んでた二学年、ベントスラのマネール・アエカンシャの口に入っちゃったんだ。五学年と一学年のが、そしたら五学年のは強めだろ。だから、ばったり気絶しちゃって…それで僕たちがマネール・アエカンシャを医務室につれて行かなきゃならなかったんだ。それで、もう一回チーサグ酒を取りに行って帰ってきたから時間がかかっちゃったんだよ。もう、僕たちくたくたさ。」
「そうなの。すごいわ、それでマネールはどうなっちゃったの?」
「いや、それがね…なかなか目が覚めないようで。」
「どうするの?目が覚めなかったら。」
リリアが単純に言いました。
「ただ、サマーリファップのエキスを絞ってそれをにて誰かのラービーの毛を二本入れた目覚まし薬を飲ませればいいのよ。もうさめてるけど、まだ気分が悪くて医務室で寝てるわ。」
「へえ、そうなんだ。」
「そうよ。そうそう、ミスター・ノショットオイン?私、もうダンスは終わりにするわね。他の人をさがしてちょうだい。じゃあ、ピョレマーイ、クレア、キャロル、アナン。ダンス見てるわよ。」
そして、リリアは寮に行って競馬用の服を着ました。そして、エメラと校庭に行きました。キャロル達はダンスをしないで話をしていました。
「そうそう、クレア。」
「なあに?アナン。」
「あのね、噂なんだけどベントスラのメーンアー・オニムンデォがあなたとペンフレンドになってるって友達が言ってたんだけど本当かしら?」
「ええ、ほとんどほんとよ。」
「どういう意味?」
「あのね、ペンフレンドになってる人はいるけどメーンアー・オニムンデォじゃないわっていういみよ。」
「じゃあ、誰なのよ。」
「あのね、実はユマントワークのアーノル・バーサなのよ。あの人から、こちらに手紙を出してきたから返事をしてあげたの。そしたら、友達にならない?って手紙で言われてね。でも、相手がどんなひとかわからないじゃない?だから、本当にあうまで待ってくださいって書いたら休み時間にきてって言うのよ。でも、そのころちょうど私休み時間に宿題をやってしまおうと考えたところでだめだったの。まあ、そういうことでそれからまだ返事は来てないわ。」
そのとき、リリアが競馬用の格好のまんまでそこに割り込んできました。
「あら、ちゃんと手紙の返事来てるわよ。えーーっと。そうなんだ。じゃあ、きょうのぶとうかいでユマントワークのテーブルのすぐそばのサン・ジャ像の所に来てよ。待ってるからね。ほら、早く行きなさいよ。」
「えー、どうしよう。早く行かなきゃ。」
そして、クレアはショルク君にのってすごい急いでいきました。アナンが言いました。
「ねえ、リリア。大広間に来るなら、一回着替えてからにしなさいよ。」
「そうね、すぐ着替えてくるわ。」
リリアは、いどうじゅもんで寮に行きすぐ着替えてアナンの所にいどうじゅもんで行きました。
「で、どう?次は、メイズ色のドレスで来たんだけど。」
「いいわよ、きれいだわ。私も、ブラック・レッドのドレスはどう?お母さんが作ってくれたのよ。入学する前にね、ぶとうかいがあるから作っときましょう、って言ってた時はなにを作るのか分からなかったけど今分かったわ。私に何色が好きかって聞いたときブラック・レッドって言ったのを忘れちゃってた。いや、まったくさすがね…ヘウクス出身だから当たり前だけど。」
「とってもきれいなドレスよ。もう少しで昼食ね、おなかすいちゃったから早く食べたいわ。」
「ねえ、アナン。リリア。」
「何?」
二人が同時に言いました。
「クレアがきたわ。ほら、すんごいこいちゃいろの毛の人と一緒だけど…」
「あっ、あれアーノル・バーサよ。」
「何で知ってるの?」
「私と同じユマントワークだから。」
「ああ、そうだったわね。そうそう、メーンアー・オニムンデォのことなんだけど、メーンアー・オニムンデォって三学年でしょ。妹のサアリク・オニムンデォが一学年にいるのよ。」
「その、サアリク・オニムンデォもベントスラ?」
「ううん、サアリク・オニムンデォのほうはリリアレインボーなの。」
リリアが、時計を見て
「もうすぐ十一時だわ、そろそろ食事が出るはずよ。ほら。」
と言いました。言ったときにちょうどテーブルの上に食事が出てきたところでクレアもついたところでした。クレアとリリアはものすごいいきおいで注文し食べ始めました。
「鳥肉スープとマフィン五個!」
「リリアと同じ物とストロベリー・アップルプディング一切れ!」
アーノルがゆっくりと注文しました。
「さかさクッキーとチューリップチョコと鳥肉の足五本。」
キャロルがピョレマーイに言いました。
「ねえ、アナンとリリアが話してる間に言ったこと覚えてる?」
「うん、覚えてるよ。」
「校長先生に聞いてみましょうよ。」
「ああ、良いとも。」
そして、二人はすぐに夕食を終わらせると大広間から出ていきました。リリアは、キャロルに待ってと声をかけました。クレアも、一緒に行きたいといっていきました。
「私も行きたいわ、事情は校長室で聞くから。そうそう、ペニー知らない?」
ピョレマーイが考えてから言いました。
「うーん、ペニーなら僕が起きたときはいなかったからなあ。そのときは、さきに大広間に行ったのかと思ってたけど…。それに、寝るときも見なかったよ。」
「うーーん、じゃあもしかして図書室にいるのかしら。ペニー、宿題遅れてるって言ってたから。」
クレアも、考えてから言いました。
「そうかも、ちょっと校長室に行く前に図書室に行ってみましょうよ。」
「いいよ。」
「いいわよ。」
そして、図書室に行ってみるとマダム・ペンスコットが来てくれてよかったという目でリリア達を見ました。
「ちょっと、あなた達。この子の友達かしら?」
そして、リリアたちが近づくとそれはほんの山に隠されてみみだがやっと見える状態で寝ているペニーでした!リリア達はもちろんとってもびっくりしました。
「ぺ、ペニー!」
そして、けっこうのあいだとても静かでした。ペニーがゆっくり立ち上がりました。
「やあ、リリア。」
「ペニー!あなたいったい何してたのよ!」
「いや、ちょっとね。」
「もう、私たちより呪文を多くしゅうとくしようとしたんでしょ。もう、ちゃんと図書室じゃなく男子寮で寝なさい!」
リリアが怒鳴りました。見通心を使ったのです。
「ごめんよ、リリア。」
「まったく、ペニーったら愛想つかしたわ。もう知らない!」
「僕もだ、じゃあね。ペニー、十分油を渋られると良いよ。」
そして、ピョレマーイとクレアとリリアとキャロルはすたすたと図書室を去りました。ペニーの、泣き声をムシして…。
「まったく、ペニーったらバカみたい!図書室で寝るなんて聞いたこともないわ!」
校長室のドアを開けながらクレアとリリアとキャロルがまだピリピリしながらきびきびといいました。

~つづく~


*****


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by atelier-claire | 2010-02-16 21:39 | lilia story*chihiro | Comments(0)
レインボーマジカルイースター~チッカストーン 井上ちひろ
前回までのちひろの小説は以前の Claire's Diary をご覧くださいね。

以下は「シャドウインストロベリー」のつづきになります。

a0157409_9372177.jpg


『言葉木』

「読んでみて、リリア。」
「センジェル家のものにマレィクは追いつめられ今は反対の国にすんでいる。だが、その後も悪事を働いているようだ。」
「反対の国…なんだか聞いたことがあるわね。そう、思い出したわ。確かほとんどのことが反対の所よ…」
「まって。」
「どうしたの?ピョレマーイ。」
「お父さんから魔話に通信が来てる。どうしたんだい?お父さん。」
ピョレマーイの魔話からピーカイスの声が聞こえてきました。
「クレアの、お姉さんをそちらに送る。クレアは、双子で妹の方だそうだ。三時間以上先に生まれたのが今から送る子だ。優しく扱ってあげるんだぞ。」
「わかった。」
そして、クレアのとなりにクレアそっくりの少しクレアより背が高いクレアより髪が長いふたごのおねえさんのほうがあらわれました。クレアが
「お姉さん…まだ髪のばしてたの。」
と言いました。
「なんか?クレア。そちらこそ切っちゃって残念ねえ。」
そして、クレアに似た声で明るく挨拶をしました。
「こんにちは、みなさん。ピョレマーイのお父さんから聞いてます。よろしく、キャロル・レインです。」
「よろしく。」
「私はリリア。こちらは、サンル・アピトルよ。こちらこそよろしく。」
そして、キャロルはオルンを見つめて
「あなたは、誰か聞いていませんけど…よろしく。」
と言いました。
「私は、オルン・レイディです。」
「わかったわ。教えてくれてありがとう。」
そして、リリアが言いました。
「ところで、サンル。反対の国に行ってみない?」
「えっ、いけるけど…。」
「いけるけど?」
「三ヶ月ぐらいしないといけないのよ。」
「そうなの?」
「ええ、ごめんなさい。」
「また、魔話に通信が入ったよ。次は…カテルからだ。」
「みんな、みんな、帰っておいで、ヘウクスでは明日は舞踏会なんだから。わかったね、わかったね、私が反対の国に行く準備はしてあげよう。さあ、帰りたまえ帰りたまえ。」
「舞踏会?」
「そうだ、舞踏会。自分と踊るラービーをちゃんと見つけておくようにように。」
そしてしかたなくリリア達は帰りました。そして、三十分ほどみんなばらばらの所に行きまた帰ってきました。
「ねえ、リリアは踊るラービー決めた?」
「私はまだ決めてないけど…キャロルはもう決めたの?」
「ええ、もちろん。」
「だあれ?」
「クレアとよ。」
「そうなんだ、そうそう。ペニーにさっき誰と踊るのか聞いてきたらベントスラのホールパ・シャドンヤルとおどるっていったわ。」
「ピョレマーイは、ユマントワークのアナン・カロットビラらしいわ。」
そこで、クレアがやってきました。
「ねえ、お姉さん。リリア。ドレスはもう決めた?」
「ええ、私はパープルピンクのドレス。」
「私は、プリムローズ・イエローのドレスよ。」
「へえ、お姉さんはパープルってわかってたけどリリアの…って言うかプリムローズ・イエローって何色?」
「うすく、クリーム色ににてるほのやかな黄色よ。」
「そうなんだ。」
「そうそう、私オルン呼ばれてたのよね。だから、話が終わったらまた談話室に来るわ。」
そして、リリアはオルンの所に行きました。
「オルン、どうして私をよんだの?」
「あのね、私一緒に踊りたい人がいるの。でも、なかなか声をかけられなくって…。」
「そうか、その人は誰?」
「リリアレインボーの、ジョーエウ・メンハって言うの。」
「え、ジョーと踊りたいの?」
「あの人は、ジョーじゃないわ。ジョーエウよ。」
「わかった、待ってね。ジョーエウと踊るの手伝ってあげるわ。」
そして、リリアはピョレマーイを自分の魔話で呼びました。ピョレマーイがすぐにノアンに乗ってきました。
「何かようかい?リリア。」
「あのね、ジョーに校庭の言葉木の所にきてって言っといて。誰が、言ってたかは言わずに。」
「わかった、校庭の言葉木の所だね。何時ぐらいに行けばいいのかは言わなくて良いのかい?」
「それは、ちょっと待ってちょうだい。私が連絡するまで何にもジョーに言わないで。」
そして、リリアはオルンの所に言ってあいている時間を聞いてから魔話でピョレマーイに午後三時に言葉木に来るように伝えてと連絡しました。
「良い?今日の午後三時に言葉木の所に行くのよ。」
「ええ、わかったわ。何で、いきなり行くの?」
「まあ、行ったほうが良いってことよ。じゃあ、私は一緒に踊る相手を探してこないといけないから。」
そして、リリアは二年生のアルート・シャンバルトというこりゃまたハンサムなラービーにオルンの部屋から出ていきなり申し込まれました。リリアは、探していたところだったので
「ええ、良いですよ。ミスター・シャンバルト。」
とオーケーしました。リリアは、クレア達の所に戻りました。クレアがドレスを出しながら言いました。
「やっと戻ってきた。」
「クレア、ドレスを出して何してるの?」
「ドレスを、もっときれいにしてるのよ。肩の所にリボンをつけたり、コサージュをつけたり。それに、頭に着けるリボンも作らなくちゃいけないし。」
「キャロルも、そう?」
「ええ、そうよ。」
「じゃあ、私もしとこうかな。」
そして、しばらくやって二時五十分になりました。リリアが時計を見て
「あ、いけない。もうすぐ三時だわ。早く言葉木の所に行かないと。」
と言いました。キャロル達は
「何で?」
と言いました。リリアはとにかく行かなくちゃといってエメラに乗り行ってしまいました。
「お姉さん、私たちも行ってみましょうよ。言葉木の所に、ね。」
「行ってみても良いけど私早くはいけないからクレア一人で行って。」
「大丈夫、お姉さんもショルク君に乗ればいいわ。」
キャロルは、少し頭をひねって考え言いました。
「私もシャンちゃんをつれてきてるからこの子に乗るわ。このこも、ひよこだけどヘウクスに来てからおっきくなるようになったの。」
「じゃあ、行ってみましょ。私についてきて、お姉さん。」
「わかったわ。」
そして、二人は自分も驚くほどの早さで言葉木の方に行きました。でも、リリアが草陰から言葉木の方を見ているのでクレア達もそこに行きました。
「リリア、何でここいなきゃいけないの?」
「クレア、私オルンとジョーがくるのを待ってるの。」
「何でそこに隠れているんだね?」
と声がしました。リリア達が誰かいるのかときょろきょろ探していると言葉木のほうから声がしています
「でてくればいいのに。おいで、わしゃこのごろここに来てくれる人がいなくて話すことができんかったんじゃから。のう、きてくれんか…」
リリア達は木がしゃべっていることに気づきました。口はないけど目がついています。キャロルが優しい声で
「私たちの代わりにちゃんと違う方が来ますよ。」
と言いました。そして、リリアにこっそり
「来るんでしょ、だれか。」
と言いました。リリアはうなずきました。そのとき、オルンが来ました。言葉木は目を引っ込めました。
「ここで待ってればいいってリリアは言ってたけど。そしたら、どうなるのかしら。」
そのとき、ジョーも来ました。でも、オルンに気づかないでオルンの反対の方に行きました。言葉木が目をだして
「二人とも、なんかしゃべんないか。」
そしたらオルンもジョーも反対側の方に行こうとしてぶつかってしまいました。ジョーは、オルンをかわいいと思ったようです。目を細めほおを赤くしました。オルンが
「あの、あの…。舞踏会一緒に踊りません?」
と小さな声で言うとジョーは
「いいよ、いいとも。」
とでっかい声で言いました。そして、オルン達は手をつないで言ってしまいました。言葉木はしょんぼりして話す相手がいなくなっちゃったわいと言いました。リリアが
「私たちが話してあげるわよ。」
と言う言葉木は昔の話をしました。キャロルもリリアもクレアも草陰からでて言葉木のそばで話を聞きました。
「昔々のことじゃ、マレィク・カラトーカという者がおった。そのものは、悪のはずだったのに善になってしまった。その子は殺しをせずにいい子に育った。そして、代わりに善のはずだったジェンロ・センジェルというラービーが悪に変わった。そう、マレィクとジェンロは反対になったのだ。ジェンロは、悪事をたっぷりとした。マレィクは、それを止めようとした。だが、ジェンロは自分がした悪事を全部マレィクがしたと嘘を言った。マレィクは、魔警におわれロボットマダーの中に入り反対の国と言う所に逃げたんじゃ。これは、わしの知っている本当の話での。かわいそうな話だと思わんか。」
リリアとクレアとキャロルは真実を確実に知りました。クレアが
「ありがとう、確かに悲しかったわ。言葉木さん。」
とお礼を言いました。言葉木はリリア達が校内に入るときに後ろから大声で言いました。
「わしは、クサル・コトバライと言うんじゃ。覚えておいておくれ、それと明日も来てくれよう。」
リリアは、そっと後ろを見て言いました。
「クサルさんってかわいそうね。だって、話すこともできないであそこにいるんだから。」
「ねえ、今良いこと思いついたんだけど…」
「何?キャロル。」
「言葉木を、あのクサル・コトバライさんのとなりに植えてあげればいいのよ。」
「そうか、でも。言葉木って、なかなか手に入んないのよ。手に入れるのは難しいわ、それに育てるのもとっても難しいの。」
「そうか…」
「でも、カテルに聞いてみればわかるかも。」
「そうね、カテルはいろいろなことを知ってるし校長だものね。」
「君たち、私のことを呼んだかな?」
とカテルの声がしました。
そこで、キャロルは驚きましたがリリアとクレアは全く驚きませんでした。
「そうです、呼びました。」
とクレアとリリアは同時に言いました。
「言葉木は、クサルに聞いてみればくれるよくれるよ。じゃあ、じゃあ舞踏会でまたあおうあおう。」
リリア達は、クサルに聞くのは明日にして夕食に行こうと話して夕食に行きました。
「誰もいないわね。」
「私はいつもこのくらいの時に来てるから良いわ。クレア。うーーんと、魔女パンプキンジュースとアップルサラダを少し。後、ガーリックフランス。」
「わあ、でてきたわ。ここのヘウクスってこういう感じで食べ物食べるの?」
「そうよ、お姉さん。ストロベリー・マフィンとチョコレート・マフィンとパンプキンサラダ。それと、焼きポテトを何個か。」
「私は、どうしようかしら。魔女アップルジュースとフィッシュサラダにパンプキンパイがほしいな。」
そこに、ピョレマーイが来ました。
「ねえ、オルンとジョーが一緒に踊るって知ってたか?」
「ええ、もちろん知ってるわ。」
三人とも一緒に答えました。
「なぜだい?」
「だって、私がふたりを踊らせるように手を出したんですもの。」
「まさか、オルンかジョーが手を出してと言わないでやったのか?」
「ううん、オルンが手伝ってって言ったのよ。」
「なんだ、よかった。ココアとイエローライス。」
「イエローライスって何?」
「キャロルは、知らないか。魔法使いの食べ物で、酸っぱいんだ。酢と魔女レモンジュースを混ぜたやつにレモンピールと小麦粉に入れて作ってるんだから仕方ないけど。」
「おいしいの?」
「うん、すごくヘルシーでシュガーも少し混ぜてるから酸っぱい後から少し甘くなっておいしいよ。もう、ほっぺたが落ちそうなくらいなんだ、シュガー漬けレモンピールもおいしいけど。」
「ねえ、シュガー漬けレモンピールって何?」
今度はクレアも一緒にキャロルと質問しました。
「シュガー漬けレモンピールはもうすっごくおいしいんだよ。一回お父さんから食べさせてもらったことがあるけど最初はすごーく甘くって次から酸っぱいのが舌に感じるんだよ。でも、シュガー漬けレモンピールはお祭りとか特別なときしか食べられないんだ。でも、僕の大好物さ。」
「いいなあ、私も食べてみたいわ。」
「たぶん、明日の舞踏会のごちそうで出るよ。ああ、早く明日にならないかな。」
そして、ピョレマーイは残りのココアを一気に飲んでしまうとうれしそうな顔をして寮に帰っていきました。リリアが
「さ、私たちも寮に行きましょうか。早めに寝ましょ、ええもちろんキャロルも私たちと同じ場所よ。」
そして、三人はベットに入り寝ました。三人ともすてきな笑顔を見せながら。  ~つづく~



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by atelier-claire | 2010-01-24 09:57 | lilia story*chihiro | Comments(0)